「許し」と時間の世界にはない「いまに在ること」。

 

答え

「許し」とは、過去二千年にわたって使われて来た言葉ですが、ほとんどの人は、この言葉について、とても限られた見解しか持っていません。「ほんとうの自分」のアイデンティティを、過去から引き出しているうちは、他者はもちろん、自分自身をも、ほんとうの意味で許していないのです。わたしたちの、唯一のパワーの源である、「いま」につながってはじめて、真の許しができるのです。「いま」につながれば、過去は無力になり、自分がこれまでしたこと、されたことは「ほんとうの自分」という輝かしい本質を傷つけるどころか、それをかすりもしなかったのだと、心の奥で気づきます。すると、「許し」という概念そのものが、不必要になります。

 

問い

では、どうしたら、その境地に到達できるのでしょうか?

 

答え

「すでにそうであるもの」を受け入れ、完全に「いま」にあれば、過去はパワーを失ってしまいます。過去など必要なくなるのです。「いまに在ること」、これが何よりも肝心です。

 

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽にになる』 発行:株式会社徳間書店 エックハルト・トール著 飯田史彦監修 あさりみちこ訳

 

エックハルト・トールのことば

 

*バラバラではなく、全体であることを選択する

伊東充隆主宰 第10回青空禅塾  

2018年5月6日(日) 13時〜17時 開催

お申し込みは、こちらからどうぞ→