8月の中尾先生、絵画鑑賞白熱講座は、近代日本画の流れの8回目です。
先生からのご案内文をどうぞ!
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第142回 『絵画鑑賞白熱講座』
《近代日本画の流れ》(8) 京都画壇(その2)
上村松園と三都三園(上村松園、池田蕉園、島成園)の世界
前回ご紹介した竹内栖鳳が主催した画塾・竹丈会からは、文化勲章を受賞した西山翠嶂(1879 – 1958)、上村松園(1875 -1949)、徳岡神泉(1896 – 1972)、小野竹喬(1889 – 1979)、芸術院会員になった西村五雲(1877 – 1938)、橋本関雪(1883 – 1945)、土田麦僊(1887 – 1936)、金島桂華(1892 – 1974)、池田遙邨(1895 – 1988)ら日本近代絵画史上に燦然と輝く数多くの巨匠たちを輩出しました。
今回は、その中から1948年に女性として初めての文化勲章を受賞した上村松園を取り上げます。
完全に男性社会であった当時の画壇の中を女流画家としてまた未婚の母として激しく駆け抜けた松園の人生はすさまじく、彼女の人生をモデルにした宮尾登美子さんの小説「序の舞」や名取裕子さん主演の映画「序の舞」も有名です。また、松園は息子の上村松篁、孫の上村淳之の三代にわたって文化勲章受賞者となったことでも知られています。

上村松園 序の舞 1936年
東京藝術大学

上村松園 母子 1934年
東京国立近代美術館
上村松園は一生を通じて修行僧のような厳しい作画態度をつらぬき、凛として気品漂う清澄な美人画の世界を確立し、女性の日本画家と言えば、誰もが上村松園をまず思い浮かべるくらいの大きな存在になっていますが、彼女と時を同じくして活躍していた二人の女性画家、池田蕉園(1886 – 1917)と島成園(1892 – 1970)がいたことはあまり知られていません。池田蕉園は東京、島成園は大阪の画家ですので、京都の上村松園とともに《三都三園》と称され、いわゆる「美人画」の世界で大変な人気を誇りました。

池田蕉園 かえり路 1915年
東京国立近代美術館

島成園 無題 1918年
大阪市立美術館
凛として気品に溢れた女性美を追求した松園に対し、蕉園は東京(江戸)の情緒を背景に独自のロマンチシズムを表現し、成園は人間の生々しい内面を表出した絵画表現に特徴があります。
上村松園の世界を中心に、三都三園の女性美の世界を堪能しましょう!
講師:中尾陽一
※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、 お気軽にご参加ください。
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中尾陽一
国際美術展プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程終了(西洋美術史専攻)
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8月23日(日)13時〜15時 第142回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
シリーズ 《近代日本画の流れ》(8)上村松園と三都三園(上村松園、池田蕉園、島成園)の世界
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア と オンラインzoom
|参加費|6,600円(税込) 8,800円(税込テキスト付き)
・オンライン 3,300円(税込 聴く+チャット)
・テキスト2,200円(税込)