新しくなる〜1月青空禅塾より

鏡開きも過ぎて、1月はまもなく半ば。

新年は、1年の目標などを立てる方が多いと思いますが、皆さんは何か決めたことがありますか?

1月の青空禅塾(1月9日開催)では、自分は今年をどんな一年にするか、短い言葉で発表しました。青空禅塾で出て来た言葉は、穏やかな安心感につながるもの、前を向いて歩き始めるもの、既にあることに感謝するようなもの、、、どれも温かい言葉でした。

新年は、これまでとは違って椅子を輪に並べて伊東先生も入って円を作り、発言するひとのお顔がよく見えるような場でした。こうしていると、先生や誰かの話の間にふともれる同意や頷き、そして「そういえば・・・」と自然とつながって拡がる話題などが生まれます。ほんわかした雰囲気で、どこか新しい青空禅塾でした。

特別なことじゃないんだけれど、ひとはひとりだと気づけないことがたくさんあるのです。

だから、誰かと関わって、いやなこともうれしいことも体験しながら、自分の癖や思い込みや頑固さや弱さに出会って、それを少しずつ少しずつ解して、それほど怖れることではなかったんだと知り、これでいいんだと自分の味方になり、自分を知れば知るほど、いつも変わらずにある青空の存在を思い出す。青空、つまりすべての元である「本質」とは、そんなふうに思い出されていくのだと思います。

言葉にならない青空だけど、私達の世界は言葉で出来ているから、言葉を大切にしましょう。難しい言い方じゃなく、「〜するべき」でもなく、やさしい表現ができるし、良い面を伝える言葉は見つかるはずです。誰かとたくさん話したり、尋ねたりすればするほど、自分自身が見えて来る。空を見上げるばかりでなく、足元を見れば見るほど良いことがあると思います。言葉は奥が深くパワーがあるものね。

今年の青空禅塾は、言葉も概念も無いもののために、まずは言葉や、話せる、伝えることを大切にする場じゃないかなと、私は思います。

次回は、2月6日(日)13時から開催です。いつからでも参加大歓迎!

伊東充隆主宰 第53回青空禅塾

2022年2月6日(日) 13時〜17時

お申し込みは、こちらからどうぞ→