5月に引き続き、マニアック解説の白熱講座ご案内です。
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ブーダン展のキャッチコピーは《印象派の先駆者として知られるブーダンの30年ぶりとなる展覧会》ですが、実は30年前の展覧会は私が展覧会企画に携わったものです。ブーダン展オーガナイズの鍵、その時のエピソード、ブーダンの特徴などなど《ブーダン展》を超マニアックに解説します。

1996年に講師の中尾が企画したブーダン展
少年モネを戸外制作に誘い、美術史的には「印象派の先駆者」とか「空の王者」と称されるブーダンですが、絵柄的にはクリノリン(大きく裾の拡がったスカート)姿で優雅に海岸リゾート楽しむ婦人たちの絵や牧歌的な牛たちの群れを描いた絵が人気です。

《水飲み場の牛の群れ》1880年
カール・ヴァルザーは日本で初めての回顧展ということで全作品が日本初公開の貴重な展覧会です。この展覧会のキャッチコピーは《世紀末の昏き残照》。確かにヨーロッパ世紀末の独特な昏い雰囲気を漂わせた油彩画も魅力的ですが、なんと言っても親近感がわくのは、彼が1908年(明治41年)に日本に半年ほど滞在して描きためた日本の風景や風俗の絵で、それも京都府の日本海側、若狭湾に面した漁師町、宮津での制作が中心です。NHK朝ドラの《ばけばけ》でも小泉八雲が一番惹かれたのは日本海側の松江でしたが、外国人の目から見て、明治維新以来の西欧近代化に乗り遅れた日本海側の町にこそ日本の魅力や神気が感じられたのでしょう。ヴァルザーの描いた120年前の日本にタイム・トラベルしましょう!

ヴァルザーが宮津で見た《歌舞伎の一場面》

歌舞伎の女形
今村紫紅展のキャッチコピーは《暢気(ノンキ)に描け》と《日本画の革命児》です。紫紅は伝統的な古画を研究し尽くした上で、彼にとって窮屈になった日本画を破壊し立て直そうとしました。その矢先に35歳の若さで亡くなりました。 大観、観山の次の世代ながら、彼らと並んで再興美術院のスターとなる存在でした。観山には「上手さ」という伝統絵画の枠にとらわれる嫌いがあるが、大観には伝統絵画のしがらみを超えた自由奔放さがあると評されますが、大観の強みである「自由奔放さ」には後輩である紫紅の影響があるのかも知れません。
話題の3つの展覧会をマニアックな解説で深掘り鑑賞しませんか?


講師:中尾陽一
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中尾陽一
国際美術展プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程終了(西洋美術史専攻)
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6月28日(日)13時〜15時 第140回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
話題の展覧会をマニアック解説で楽しむ! 《ブーダン展、カール・ヴァルザー展、今村紫紅展》
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア と オンラインzoom
|参加費|6,600円(税込) 8,800円(税込テキスト付き)
・オンライン 3,300円(税込 聴く+チャット)
・テキスト2,200円(税込)