ただいま東京の三菱一号館美術館で開催中の展覧会を、中尾先生の白熱講座で取り上げます。
ルノワールもセザンヌも知っているけど、知らないこともいっぱい。先入観を軽く飛び越えるエピソードや知識がいっぱいの中尾先生講座で一緒に鑑賞して、実際に展覧会で作品をじっくり見てみてください。
先生からのご案内をどうぞ。
********
三菱一号館で開催中の《ルノワール x セザンヌ》展を、国際美術展プロデューサーとしての経験豊富な講師のオリジナルな解説をまじえながら、参加者との対話で展覧会出展作品を深掘り鑑賞していきます。
講師の解説は通常の美術史的な知識はもちろん、数多くの展覧会にかかわってきた経験から見える展覧会の成り立ち、展覧会のプロとしての作品の評価と鑑賞など、オリジナリティーあふれるもので展覧会の予習、復習にぴったりです。
今回の展覧会の肝はルノワールとセザンヌという一見真逆の巨匠二人のセレクトにあります。
ルノワールは「偉大な大衆画家の巨匠」と思われがちで、セザンヌは「20世紀絵画の父」、現代絵画の祖みたいな扱いでどちらかと言えば玄人好みの画家のイメージですね。
そして、この展覧会のサブタイトルは「モダンを拓いた2人の巨匠」。
「セザンヌは確かにそうだろうけど、ルノワールもそうなの?」と思う方も多いのではないでしょうか?
「ルノワールとセザンヌに共通点ってあったっけ?」
「画風も違うし、個人的にもそんなに接点があったとは思えないけど・・・」
そんな疑問をごいっしょに解き明かしながら、二人の巨匠の作品を深掘り鑑賞して行きましょう!

ルノワール
「ガブリエルとジャン」

セザンヌ 画家の息子の肖像

ルノワール
風景の中の裸婦

セザンヌ
セザンヌ夫人

ルノワール
桃

セザンヌ
わらひもを巻いた壺、砂糖壺とりんご
講師:中尾陽一
※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、 お気軽にご参加ください。
******************

中尾陽一
国際美術展プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程終了(西洋美術史専攻)
+++++++
◾️7月27日(日)13時〜15時 第129回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座 (対面とオンライン)
『《ルノワール x セザンヌ》展 おしゃべり鑑賞とオリジナル解説
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア
|参加費|5,500円(税込)/7,700円(税込テキスト付き)
*オンライン 2,200円(税込 聴く+チャット)/ 4,400円(税込テキスト付き)