【募集】1/18(土) スティラスッカのお話し会

2025年のスティラスッカお話し会は、1月18日(土) です。

このお話し会では、話すこと、聴くことの練習、のようなことをしています。といっても指導は特になしで、自分自身で気づいていけるように、いつも同じ一つの注意点を最初に言って、話しては聴いて聴いては話す、をやっています。

何かの出来事について話すとき、聴くとき、私たちは無意識に自分なりの判断を挟んでいます。いわゆるジャッジです。

例えば、〜について良いと思う、悪いと思う、という判断は、普段の思考の中では自然に行われていることなので、それを無しでいようとしてもなかなか難しい。

だから、少なくとも自分の心の中、頭の中で、常に判断している事実に気づいてみよう、これが聴くとき、話すときの注意点です。できてもできなくても、繰り返しくりかえし、実際にとにかくやること。外側に正解や競争相手はいないので、自分なりにやるかどうかだけ。

例えば、電車の中で席を譲られてもお礼を言わない人を見たとき。

《自分の常識からすれば、ここはお礼をいうでしょ、ふつう・・・》

と思っているとします。

そしてお礼を言わない人を見て、批判的な目を向けているとします。

これがジャッジです。

そしてここからです。

ここで終わらずに、「私はお礼を言うのが当たり前だと思っている」、「言わない人を見て不快に思っている」ということを意識する、気づく。まずそれだけ。不快に思う自分を責めない、ジャッジしたことを失敗!とジャッジしない。ジャッジと事実を切り離します。

シンプルで簡単そうだけど、初めはうまくいきません。自分が長年使っている『考えるマイ回路』があって、無意識だとそのまま自動的に刺激が来たら反応します。自分のことは自然過ぎて、気付くのが追いつきません。が、人が話すのをただ聴いているとそれが見えてきます。なるほど、こんなふうにジャッジしちゃうのか、これもジャッジかと見えてきます。自分ひとりで気付けないことは、他者が見せてくれるから気づくことができるのです。そして、ジャッジの内容は横に置いて、ただジャッジってこういうものかと見えてくると、気楽になるかもしれません。みんなで話すことで、お互いさまだとわかり、共感はあっても批判の芽は出てこないかもしれません。

繰り返すうちに、穏やかな気持ちでいられることが多くなると思います。どうでもよいジャッジが減るからです。穏やかな気持ちは余分な力を使わなくて楽なので、感情を無駄に動かすより、自然とひと呼吸おくようになっています。ひと呼吸おいた後、どうするかはその人の判断と選択。

そんなことをやっているのが、スティラスッカのお話し会です。自分の穏やかさは、周囲にも伝播するので、まずは自分を穏やかに。

◾️1月18日(土)13時〜15時 スティラスッカ お話し会

|ファシリテーター|荒川陽子

|会場|プロトマニア

|参加費|2,200円(税込)

*ひと呼吸おいたら、電車の中でお礼を言わなかった人の事情にも、ちょっとは耳を傾けられる、かも。