
人でも動物でも、近い存在がこの世界を旅立った後の時間は、とても特別です。
悲しみの感情は、後から残った者にやってくるように感じます。
しばらくは、それとは違うしんと静かな時間。
自分が自分で動いていないような、自動で動いているような感じがすることもあります。
周りの世界はいつも通りに動いていて、自分のからだもいつも通りに動くけれど、シャボン玉の中にいるような少し変な感じ。なのに、ちょうど真夏の白昼のようにすべての輪郭がはっきりしていて、ダイレクトに旅立った者と繋がる感覚。
それは、別れや終わりの切なさとセットになっているギフトかもしれないし、聖なる時間なのかもしれません。
