人間の精神の果たすべき任務とは、全てを二極の価値観(善悪、白黒、左右などの対立する価値を基準とする考え方)で判断する地球の意識に縛られながら、自分の周りに現象として現れている両極のあいだを、どのように動いていくかを学ぶことです。地球は二極性をもって機能している惑星であり、地球の役目は、それらのエネルギーの相互作用を理解する機会をあなた方に与えることにあります。二極性のリズムは、相反するものを想定します。 右と左、善と悪、男と女、光と闇 そのほか、あげればいくらでもあるでしょう。この二極性の中で最も大きな悩みを人に与えるのは、自分と他者という二極への分化です。したがって、悩みが生まれたときに、あなたの意識の一部は、自分がエゴに支配されたエネルギーの罠にはまったことに気づきます。エゴのエネルギーの役目は、あなたを神から分離して孤立した存在とみなすことです。
(中略)
二極性が演じる世界とは、わくわくすることが限りなくたくさんあります。けれども、その内容をよく観察してみると、それが反復に満ちていることに気づきます。その内容のほとんどは、以前にしたことをもう一度したり、言ったり、考えたりすることで、それはすべて未来や過去に関するものです。そのような焦点の当て方が問題なのは、あなたが二極のあいだを行ったり来たりする結果、「大地に根ざす」パワーを持つことができないという理由からです。大地に根ざすのは、いつも今の瞬間においてのみなされます。意識が大地に根ざしていると、深い安心感と安定感を得ることができますが、それがないと、悩みや苦しみが生じます。悩みや苦しみは思考から生まれ、思考から拡大していきます。なぜ気づきとともに希望が生まれるのかというと、自分が意識の焦点をコントロールできるからです。あなたが二極性の世界でどんな人生ゲームを演じていようとも、そこにはエゴに支配されたパワーが必ず存在しています。けれども、自分の「存在」のなかには二極性とは関係ない別のレベルがあって、そこに移行することもできるのでだということを確信すると、愛を一貫して維持できるようになっていくのが、自分でもわかります。

そうそう、この「2極」を「非二元」と勘違いしてる人が多いです。
つまり「二元論」(サーンキヤ哲学)の反論としての「非二元論」(不二一元論)の対比と、この「2極」は、別の文脈で語られるものだと思います。
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そうなんですか〜なるほど・・言葉は、文脈の中から取り出してしまうと意味が違ったり、方向音痴になってしまうことがありますね。勘違いは、きっとこんな風にある時、何か、誰かの発した言葉のおかげで、あれ?とズレに気づいて少しずつ修正されて、ベストなタイミングで芯まで届くのかもしれませんね。
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