「分からない」こそが真髄*中尾流3月〜レオナルド・ダ・ヴィンチ

モナリザ

 

中尾先生の「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座」は、4月から

「〜絵画鑑賞白熱講座」とあらため、

「〜絵画鑑賞はじめて&bis 講座」で、美術をこれから楽しみたい方たちをお迎えします。

もし、美術に興味があるけど、どこから楽しめばいいかな〜という方がいらしたら、ぜひこの機会に。知っておくと絵の見方がグッと変わります。観る時のベースになる中尾流鑑賞講座へどうぞいらしてください。

 

さて、3月の中尾流は巨匠中の巨匠「レオナルド・ダ・ヴィンチ」でした。私たち、ダ・ヴィンチとよく言いますが、このお名前は「ヴィンチ村のレオナルド」という意味なので、ここでは、レオナルド〜と親しげに呼ぶことにいたしますね。

さて、このレオナルドですが、中尾先生からいつものように「レオナルドについて、どんな印象を持っていますか? 何でレオナルドを知った?」という問いでスタート。

意外というべきか、参加者の皆さんはレオナルドを画家というよりも科学者として強く認識していました。確かに建築にも解剖学にも天文にも通じていた天才レオナルドですものね。

 

「レオナルドは描くことが科学の実験の場。レオナルドは真理の探究をしていたんです。人間を含めてこの世界とは何か? 科学的に真理を追求しました」と先生。

「我々の建築の原点はレオナルドだと、イタリア人が言っていました」と参加者の方が教えてくださいました。万能の天才、レオナルド!

 

休憩を挟んで、後半はいよいよ絵画へ。レオナルド・ダ・ヴィンチといえば「モナリザ」別名ジョコンダ。10年あまりかけて描かれたこの作品は、フィレンツェのある旧家の夫人像とされますが、レオナルドの自画像とも言われています。自画像!?

モナリザは謎に満ちた作品。顔は左右対称じゃないし、顔に老若が同居している・・・様々な感想や意見が飛び交いました。最後に先生は、

 

分からない。分からないから名画なのです。名画の対極は説明的な絵です。レオナルドの絵は、説明的なものを削ぎに削ぎ落としています。

このモナリザは、分からない。微笑みの意味も分からない。他のレオナルドの作品はもちろんすごい、けれどその凄さは説明ができるし、納得もいく。なのにこのモナリザだけは、好きなのか嫌いかなのかすら、見ていて分からないですよね。

名画とはこの様なものだけれど、モナリザは絵としての名画を超えた、別次元の名画でしょう。

 

と。う〜む、深い。内面的にも外側の世界も、あらゆるものに飽くなき探究をして来たレオナルドが、その探究の全てを込めたのが、モナリザ・・・。

 

・・・デパートの包装紙にまでなったモナリザ、航空会社のロゴにもなっていたレオナルドの構想図、大行列ができる展覧会・・・あまりのスケールの大きさと深まる謎に、このレオナルドについては、中尾流、まだまだ続きます。

 

自由な発想と視点からレオナルドを探究する中尾先生の講座、4月は22日(日)開催です。

ぜひご一緒に!

 

オヤツは、桜の和マカロンやらフランスパリ10区から日本初上陸のパティスリーの焼き菓子土産まで、いろいろ充実でおいしくて白熱の中尾流でした。

 

*今晩9時から、BS朝日でレオナルド・ダ・ヴィンチの番組があります。中尾流の昨年末12月講座で取り上げた「サルバトール・ムンディ」をめぐる番組。面白そうですよ!よろしかったらどうぞ〜