梅雨になって、少し空気が重い。からだもだるい感じがします。
こんな時はヨガをやって滞りを流したり、呼吸法で深い呼吸を心がける、
というのがスッキリする早道ですね。
ヨガの師匠から習ってきた「呼吸が大切!」ということを実感します。
呼吸のはじめには、まず息を吐くこと、吐く息に意識を添わせること、と言いますが、
なるほど、吐ききってしまえば、あとは自然にからだが息を吸い込んでいるので、
頭を使ってあえて指令を出すならば、「吐く!」です。
呼吸に意識を向けることが習慣になると、ひとつのことに集中しすぎている時は呼吸が浅いとわかるし、
ちょっと気分が悪くなった時に目を閉じて深い呼吸を心がけると目の前のピンチをなんとかしのげるし、
感情的になった時にはしっかり息を吐いて頭を冷やしてリズムを整えたりできます。
感情的になると頭に血が上ると言いますが、確かに顔が赤くなったりしますね。
上にエネルギーが上がってしまっている。
そんな時はそのエネルギー「気」を下すために腹式呼吸。これは効果がはっきりわかります。
呼吸法は生活の中ですぐに生かせる知恵です。
父が亡くなる時に、びっくりするほど長く息を吐いていたので看護師さんに尋ねてみたら、
これが一番効率がいいからです、と答えて下さいました。
相棒犬の最期は、息がゆっくりゆっくりになって、プシュウっと吐いて終わりました。
呼吸だけは、熟睡していてもちゃんと続いていて、思考や理性のコントロールを超えてもいます。
息を見つめると、そこにいろんなことが見える気がしますね。
思考がいろいろ言ってごまかしても、呼吸はエネルギーの流れの一つの姿だから素直で正直。
