「 あの時に聴いた話の中のどれというのではないけど、
その感覚みたいなものって子どもの頃はもっといろいろ感じていたと思うんだけど、
今は仕事とかやらなくちゃならないことや、やる責任があることで精一杯で忘れちゃうのよね。
だからきっと繰り返し聴いて、それが日常の中で習慣みたいになればいいのかもしれないね。」
というのは、先日の伊東先生のレクチャーを聴いてくれた友達の感想です。
なるほどね、私も以前はその友達が言う通りだったと思います。
私とは本当は何者か?を考えて整理できると、お金が儲かるとか現実が素晴らしく向上するとかそんなことではないし、
実際のところ何がどうなるかはその人それぞれで、その人にしかわからないかもしれません。
私だってもちろんわからないけれど、今その途中を行く自分が感じるのは、
あれこれ日々の現実があって、抱えていることや気になることやいつも引っかかる癖も相変わらず満載だけれど、
振り返ると以前より少しはのんびり穏やかな感じがして、反応が少しスローモーションになっているということです。
だから何か突然のパンチが来ても、ちょっとだけ余白ができていて一拍おいている感じ。
そしてこれまでうまくいかなかったことやああでなければよかったのにと思っていたことが、気にならなくなっている。
ささやかだけど穏やかでちょっとシアワセ。
もちろん、繰り返し波は来るのですけれどね。
それでも、
Nothing belongs to you ! It is all like the breeze.
Leave your mind as free as the breeze by not clinging to anything.
This is the secret to happiness:
Enjoy the garden,
but do not cling to anything !
( SRI H.W.L. POONJA )
人生という旅路の終わりには、どれもこれも美しく意味があるものだったのだな、
と言っているといいですね。
