4月の中尾先生、絵画鑑賞白熱講座は、都内で開催中の『下村観山展』を鑑賞するためのスペシャル講座です。
***先生からのご案内***
第138回 『絵画鑑賞白熱講座』
《近代日本画の流れ》(6)スペシャル
稀代の天才画家 《下村観山展》を10倍楽しむ!
前回の講座でご紹介した再興日本美術院の発展は横山大観と下村観山の二人によって強力に推し進められました。おりしも東京の国立近代美術館でこの観山の大回顧展が始まっています。

「あなたは、まだ知らない —千年の美に挑んだ天才がいたことを」とか「関東で13年ぶり、決定版の大回顧展」、「最新研究から明らかになる”観山芸術の革新に迫る」などかなり煽り気味のキャッチコピーで大々的に宣伝されていますが、この展覧会を一度見て、みなさんがこれらの表現になるほどと納得がいくかどうかは大いに疑問です。
なぜなら、日本画の展覧会には作品保護の観点からありがちなこととは言え、作品の展示期間が前期と後期に別れていて、カタログに掲載されている作品が全部東京展で見られるわけではないのです。
例えば、観山の天才を感じるのに絶対不可欠な「弱法師(よろぼし)」(観山の作品中唯一の重要文化財)は前期(3月17日〜4月12日)のみの展示ですから、残った会期(4月14日〜5月10日)に展覧会に行った人は「弱法師」を見ずに観山の天才を感じられるかという憾みがあります。

弱法師(よろぼし)*前期のみ展示
1915年(大正4年)東京国立博物館
また、「弱法師」と並ぶ観山の代表作で天心追悼の作品とも言われる「白狐(びゃっこ)」、観山の美人画としての最高峰「春雨」はともに第2会場の和歌山県立近代美術館でのみの展示となっています。
この講座では、これらの会期や会場によって見られない代表作を付け足し、網羅して様々な角度から鑑賞することによって、下村観山の人と芸術に迫ります。

白狐(びゃっこ)*和歌山会場でのみ展示
1914年(大正3年) 東京国立博物館

春雨(しゅんめ)*和歌山会場でのみ展示
1916年(大正5年) 東京国立博物館
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中尾陽一
国際美術展プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程終了(西洋美術史専攻)
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◾️4月26日(日)13時〜15時 第138回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
シリーズ《近代日本画の流れ》(6) スペシャル 東京国立近代美術館 《下村観山展》を10倍楽しむ!
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア と オンラインzoom
|参加費|6,600円(税込) 8,800円(税込テキスト付き)
・オンライン 3,300円(税込 聴く+チャット)
・テキスト2,200円(税込)
*4月より新しい参加費です