プロトマニアは、ご存知のように「プロ」と「マニア」を繋いで来ました。
2月の絵画鑑賞白熱講座は、まさにその真骨頂になりそうです。
2月は中尾先生のナビゲートで、岡倉天心の「茶の本」を読みます。
日本の美意識、東洋の精神性について、天心がどのように海外の人々に伝えようとしたのか?
今回は絵画の鑑賞というより、文化創造の源の入口に立つことになるのではないかと思います。
アートマニアもそうでない方も、ぜひご一緒しましょう。
***先生からのご案内***
【 近代日本画の流れ(4)のご案内】
前回の講座では、自らが設立した東京美術学校を追われた天心が、美術学校の大学院ともいうべき日本美術院を設立しながらも、日本画の革新運動への保守派からの頑迷な反発に嫌気がさし、インドの大詩人タゴールやアメリカのボストン美術館を拠点とした文化人との交流など国際的交流に活躍の場を移したこと、そして「東洋の理想」「日本の目覚め」「茶の本」のいわゆる英文三部作を海外で出版することにより、日本人の美意識を世界にアピールしたことをお話しました。
奇しくも今年は「茶の本」がニューヨークで出版された1906年から数えて120年目の年にあたります。英文で執筆された「茶の本」(The Book of Tea)はその後30ヶ国語以上に翻訳され世界的ベストセラーになっています。またその日本語訳は天心の死後16年経った1929年に最初のものが出版されて以来、数多くの翻訳が存在し、今でも多くの人々に愛読されています。
時々誤解されるのですが、「茶の本」は決してお茶の流派や作法の解説書ではありません。天心が「茶の本」で世界に訴えたのは「茶道とは、不完全なものの中に美を見出す、日本独自の平和的な哲学である」ということです。
今回の講座では、《「茶の本」を読む!》ことにより、天心が世界に訴えたお茶を通して日本人に浸透する平和的な美意識とは何か、また自然との共生を促し、今日のエコロジー思想の先駆けとも言うべき天心の思想も紐解いてみたいと思います。

1906年(明治39年)にニューヨークで出版された『茶の本』
1906, Duffield & Company, New York
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中尾陽一
国際美術展プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程終了(西洋美術史専攻)
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◾️2月22日(日)13時〜15時 第136回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
『《近代日本画の流れ》(4) 岡倉天心(スペシャル) 「茶の本」を読む!』
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア と オンラインzoom
|参加費|5,500円(税込)
*オンライン 2,200円(税込 聴く+チャット)
*4月価格変更予定