11月の絵画鑑賞白熱講座は、近代日本画の流れその2です。岡倉天心は、思想家で美術史家で行政家・・・など肩書きがたくさんある天才と言われていますが、いったいどんなことを成したのでしょうか。近代日本美術界の礎を作った人とも言えそうですが、中尾先生の白熱講義でお話を聴いてみませんか。
先生からのご案内です〜
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シリーズ1回目の講座では、フェノロサと狩野芳崖のコンビによって日本画の革新運動が「悲母観音」として結実した過程を見て来ました。
今回の講座では、フェノロサの後継者で気宇壮大な知の巨人・岡倉天心による東京美術学校の開校とそこに育った横山大観、菱田春草ら俊英の作品を鑑賞します。また、開校から8年の活動を経て、東京美術学校を追われた天心が設立した日本美術院での大観、春草、下村観山らの画業を検証します。
27歳という若さで東京美術学校の校長に就任した天心に率いられた若き天才たちが挑んだ新しい日本画の表現とは何かをじっくり味わいましょう!

岡倉天心(1863 – 1913)

東京美術学校第1回卒業式 1893年(明治26年)
教員学生ともに奈良時代の朝服が制服とされた

横山大観 無我 1897年(明治30年)

横山大観 屈原 1898年(明治31年)

菱田春草 寡婦と孤児 1895年(明治28年)

下村観山 木の間の秋 1907年(明治40年)
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- この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
- 美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、どう見るか、それをどう自分の言葉にするかを「ワイワイガヤガヤ」と学びます。気軽にご参加ください。
◾️11月23日(日)13時〜15時 第133回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
『近代日本画の流れ(2) 岡倉天心:東京美術学校の開校と日本美術院の創立』
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア と オンラインzoom
|参加費|5,500円(税込)/7,700円(税込テキスト付き)
*オンライン 2,200円(税込 聴く+チャット)/ 4,400円(税込テキスト付き)