間も無く開催、VTS 対話型鑑賞と画家や絵にまつわるエピソードいっぱいの美術史解説で作品鑑賞する、楽しみながら絵のこと、美術の流れがわかる絵画鑑賞講座です。
10月はドガを鑑賞します。
ドガは踊り子の絵が有名ですね。バレリーナと思われる踊り子たちの練習風景や舞台袖での飾らない姿など、皆さんもよくご存知だと思います。でも、バレリーナだと思っているけど、なぜわざわざ『踊り子』って言うんでしょうね。可愛らしいバレリーナたちと思い込んでいるけれど、そこにはもっと違う事実が!!
中尾先生の解説でその時代や社会背景まで知れば、もっと深く絵のことがわかって、絵の見方がきっと変わるはず。一緒に鑑賞してみましょう〜
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【講座の内容】
今話題の対話型鑑賞(VTS)と美術史がセットになった体験型の絵画鑑賞講座です。
講座は2部構成です。
パートI 対話型鑑賞
まず、画家の代表作1点をVTS(Visual Thinking Strategies)という対話型鑑賞メソッドで鑑賞し、作品を観察しながら鑑賞を深めます。
VTSは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発されたVTC(Visual Thinking Currriculum)をより普遍化した手法で、1枚の絵をグループの対話を通して鑑賞します。最近では、ビジネスや教育、ウェルビーイングの分野でも大変注目されています。
パートII 美術史のエピソード
次に、画家の初期から晩年まで、画風の変遷がわかる作品を美術史的な解説、写真や画家の人柄や社会的背景が分かるエピソードをたくさんご紹介しつつ、みなさんの感想をヒントにして、画家の人と作品の理解を深めます。
今回は、印象派の巨匠ドガを取り上げます。
国立西洋美術館で10月25日から始まる《印象派 – 室内をめぐる物語》では、ドガの《家族の肖像(ベレッリ家)》がメインヴィジュアルとしてポスターやチラシに使われています。この作品は若い頃のドガのアカデミックな力量を示す代表作ですが、一般的にはドガは踊り子の画家として有名ですよね。

家族の肖像(ベレッリ家) 1858 – 1869年 オルセー美術館
踊り子で有名なエドガー・ドガは、1834年に裕福なパリの銀行家の家に生まれました。1840年生まれのモネや1841年生まれのルノワールより少し年上です。
全部で8回開催された印象派展には7回参加しています。ただひとり全回参加したピサロに次いで、2番目の多さです。ちなみにモネは5回、ルノワールは4回です。
ところが、ドガは「印象派であって印象派じゃない」とよく言われます。
「なぜでしょう???」
それはドガが数多く描いた「踊り子」というテーマとも深く関係しています。
この入門講座で、ドガが描いた踊り子、競馬、カフェなど19世紀後半〜20世紀初頭のモダン・パリの生活の絵をたくさん鑑賞しながら、この問題にもアプローチしてみませんか?

花束を手に挨拶をする踊り子 1878年 オルセー美術館

青い踊り子たち 1890年頃
オルセー美術館
講師:中尾陽一
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- この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
- 美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、どう見るか、それをどう自分の言葉にするかを「ワイワイガヤガヤ」と学びます。気軽にご参加ください。
- テキスト付きのチケットを購入された方には、講座で使用したすべてのスライドのPDFファイルをダウンロードできるURLを講座終了翌日までに事務局からメールでお知らせします。
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6月『セザンヌの世界』会場風景
10月13日(月祝)14時〜16時 対話型鑑賞VTS+エピソード中心の美術史 絵画鑑賞講座「ドガの世界(入門)」
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニアとオンラインzoom
|参加費|5,500円(税込)/7,700円(税込テキスト付き)//オンライン聞くだけ参加 2,200円(税込)/ 4,400円(税込テキスト付き)