11月の中尾先生絵画観賞白熱講座は、日にちがいつもと違うのでご注意ください。
11月17日 (日) 13:00~15:00
です。(いつもは第4日曜日、11月は第3日曜日)
10月に続いて11月も白熱講座のスペシャルです。
都内で開催中の「モネ展」を対話しながら鑑賞します。
先生のご案内です。
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【講座の内容】
第121回は《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》のスペシャル・バージョンとして、国立西洋美術館で開催中の《モネ 睡蓮のとき》をみなさんといっしょに対話型鑑賞します。
モネと言えば毎年のように展覧会が開催されていますが、今回の展覧会はモネの睡蓮の絵に絞った構成の展覧会です。
モネが睡蓮を描き始めたのは、意外や意外50歳を過ぎてからです。かなり遅いですね!
とは言え、モネは86歳まで長生きしましたから、それから30年以上もの長期にわたって睡蓮の連作を描き続けました。したがって、最初の頃のモネの睡蓮と晩年の睡蓮とではモネの関心も様式も大きく異なっています。
当初、光を色に還元する印象主義的観点から描かれた睡蓮の絵が、晩年には抽象的な無限の空間の表現へと変貌して行きます。

睡蓮 夕方の効果 1897年(57歳) マルモッタン・モネ美術館

睡蓮 1916 – 1919年頃(76 – 79歳) マルモッタン・モネ美術館

睡蓮 柳の反映 1916 – 1919年頃(76 – 79歳) マルモッタン・モネ美術館

日本の橋 1918 – 1924年頃(78 – 84歳) マルモッタン・モネ美術館
モネが生涯に描いた睡蓮の絵は300点にものぼります。今回の展覧会の出展作品は60余点ですから、モネが描いた全睡蓮の5分の1の作品を一挙に見て、モネの睡蓮の変貌を辿ることができます。
印象主義の集大成としての《睡蓮》からジャクソン・ポロックやマーク・ロスコなど戦後アメリカの抽象表現主義に影響を与えたと言われる最晩年の作品まで、モネの睡蓮の変遷をごいっしょに対話しながら鑑賞しましょう!
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◾️11月17日(日)13時〜15時 第121 回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
「モネ 睡蓮の時展」(国立西洋美術館で開催中)を対話型で鑑賞しよう
|講師|中尾陽一
|会場|プロトマニア と オンラインzoom
|参加費|5,500円(税込)/7,700円(税込テキスト付き)
*ほか、オンラインは2,200円(税込・視聴とチャットのみ)あり。