プロトマニア PROTOMANIA

今朝は、用事があっていつもよりずっと早く九段下に到着しました。

地下鉄の駅から地上に上がると、わさわさとたくさんの人が早足で交差点に向かいます。交差点は、青信号を待つ人で溢れていて、信号が変わると一気に人のかたまりが動き出します。

普段私が九段下に着く時間帯には、これほど人がいません。少し驚きました。通勤時間帯の九段はこんなものなのですよね。やはり都心部、大小ビルが立ち並び、人が吸い込まれていきます。

去年まで、仕事は別の街でしていた私は、週末にプロトマニアでイベントを開いていました。週末や夜の九段のひと気のなさ、静けさしか知らなかったと思います。

毎日この街に来ていても、時間によって街の風景はこんなにも違います。武道館で何か催し物があれば、そのアーティストに合った服装や年齢層の人々の姿が増えるし、春には卒業式、入学式の風景、夏には靖国神社を中心に普段は見かけない派手な宣伝カーや機動隊の人を間近で見たり。

知っているようで、何も知らない。そういうことって、よくありますね。

知っていることって、実はほんのわずかです。でもだからこそ、いつも新鮮。そして発見すればたくさん心動かされる風景に出会えるし、まだまだ知りたいことがたくさんあるなぁと思います。

知らない街の朝、くらいに初心者の気持ちの今朝の九段でした。