重たい気持ちを、避けない。

今月8月は、戦争と平和にまつわる話題に触れる機会が増えます。

このジャーナルにも毎年、原爆の日のことを書いたりしますが、今年は例年よりも多く記事を読んだり、番組を見たりして考える機会が増えています。現在進行形で戦争をしている国々があるから、余計にそうなのかも知れません。

戦争の歴史、戦争が起きた経緯、そして今になって明らかになった事実の数々を聞けば聞くほど、戦争のどうしようもなさ、愚かさ、惨禍や悲しみの大きさ、恐ろしさが胸に迫ってきます。戦場のこともですが、自分と同じような普通の人々が何を感じ考え体験したのかを知ると、リアリティが増します。繰り返しその悲惨さや愚かさを聞いたり見たりしていて、正直、戦争についての話題を避けたい気持ちにすらなりました。

でも、この心身が確かに感じている言葉にならない重さを、避けてはいけないのだろうと思いました。この重さ、陰鬱な気分があるからこそ、平和が当たり前ではないことや戦争への危機感に意識が向くのではないか。そして、戦争を体験していない私でも、今の自分のリアリティからでよいから、話し合ったり、調べたり、伝えたりすることが、大切であると思います。