オンラインのアートセレクトショップ、AAO アートセレクションでは、現代陶芸や現代美術作品を販売しています。プロトマニアでは、このAAOアートセレクションでその道のプロの作品をご紹介しておすすめしたり、その道のプロの先生の講座を開催して皆さんとプロを繋げています。つまり、プロとマニアです。
さて、私の取り扱い作品の中から陶芸家 武田武人さんのお菓子皿をお求めくださった方が、お皿をこんなふうに使っています〜とお写真を送ってくださいました。

送ってくださったのは、主に外国の方向けに和菓子を教えていらっしゃる先生です。
お菓子の教室というと、すぐケーキやクッキーなどを思い浮かべてしまいますが、和菓子です。和菓子は、季節感がありますね。花弁餅や菜の花の練り切り、鮎焼き・・・そろそろかなとお菓子を思い浮かべて季節と共に味わえる世界。洋菓子とは一味違う華やかさがあったり、自然を写したような色合わせや形。そういえば、大きなサイズの和菓子を見たことがない。あのサイズ、色や形の中で、表現される世界なのでしょうか。
このお皿のように、作家が作ったものを普段の生活で楽しんでいただけるのは、何よりも嬉しいことです。作家ものと暮らす喜びは、使ってみたり、手元に置いてみると、なるほどと感じていただけるのですよね。作品があることで日常が少し非日常になり、それがまた日常の風景になる・・・
先生は「ちょっとした向きで表情が変わる気がして・・・」と2パターン写真を送ってくださいました。確かにお皿の向きで雰囲気が変わりますね。そんなところまで味わってくださって、作る人と作る人のしあわせな遭遇です。

かわいらしくて、優しい色合いで、手毬のよう。
八仙というタイトルです。
八仙(はっせんか)は、あじさいの別名だそうです。
あぁ、嬉しい。こういうことがいちいち嬉しくて ( 笑 ) 、この仕事がやめられな〜い。