先週末、広島の宮島で開かれた伊東充隆先生のリトリートに参加して来ました。
初めての広島、初めての宮島、初めての合宿(笑)、ひとり参加で、
修学旅行前夜みたいにドキドキ。
新幹線に乗って、船に乗って、鹿を横目に厳島神社をお参りし、
瞑想と非二元に触れる二日間を過ごしました。
毎月、プロトマニアの青空禅で学んでいる私ですが、
まるで初めてのような新鮮さとクリアさで、非二元のことにたっぷりつかりました。
伊東先生の非二元のお話は、誠実さに溢れています。
ちょっとした流行にもなっている「悟り」について、
とても冷静で動じない、浮き足立つところが全くない見解。
勢いで巻き込んだり、パフォーマンスで誇大な期待を持たせない誠実さ。
それは安心感を感じさせます。
参加されていた和サンガ広島の方たちと共に聴き、話し、笑ったり、泣いたり。
アウェイな私(笑)ですが、皆さんの率直で飾らない温かな思いやりに包まれて、
鎧を脱いで素直で正直になりました。その時、なんと心地よくほっとしたことか。
おまじないの言葉は、
はぁ〜えぇけ〜、青空じゃけぇ♡
うふふ。
そういえば、出かける前に「合宿に行くの」と話したら,
「 洗脳されちゃうやつ? 」と冗談まじりに言われました。
うむ、洗脳とは巧いこと言いますね。
私たちはいつも何かに洗脳されていますものね、テレビやインターネットや情報や。
そもそも私たちがこの世に生まれた時から、即座に 洗脳 が始まるのだものね。
これはパパと言います、これはママと言います、この行為は泣く、と言います、
この衝動をお腹がすくと言います…
こうして私たちは概念を植え付けられて(でもそれはこの現実を生きるようにね)、
そして記憶して、それにリアリティを持つのです。
非二元のことは、この概念づくしで作られた世界の認識ではなく、
認識の基盤を大きく変えることから始まります。
長い長い洗脳からの解放 ? かもね、私が思うに。
悟ったらいつも幸福感や愛に溢れて笑顔で、苦しみから解放されて、特別な人になる、
ということではないことだけは、確か!
東京に帰ってリトリートについて思いめぐらすと、言葉が見つからない。
ようやく浮かんで来たのは、
なんだか知らないけどあの場にたどり着いたこと、
この素晴らしき出会い自体への感謝です。
和サンガとは、伊東先生が開催している学びの場です。
数年に渡って東京でも開催したいという思いを持ち続けて来たのですが、
宮島に参加してみて、どこかかからオッケーサインが来たような気がする(笑)。
悟りとか覚醒とか非二元という言葉すらからも自由になって、
ただ在る、ということのとてつもなさに、ノックアウトされたい。



