「夢見草」 って知っていますか?
桜の異名なんですって。
桜は夢のようにはかなく散って行くから。
日本には素敵な言葉や表現がたくさん。この感性は素晴らしいなぁと感じます。
3月の後半、あらためて振り返って一番最初の最初に戻ってみました。
どうして『真理の探究』なんて始めたんだっけ?ってね。
よくよく思い出してみると、
そのきっかは不思議でもないし、特別でもなく、よくあるようなこと、でした。
子どもの頃に、みんなと遊んでいて夕方になり、
じゃあね、バイバーイ! と帰って行く友だち。
その時に感じた不安感や寂しさ。
夜の暗い部屋。ベッドの中で天井を見ながら、
死んでしまったら、私はこの世から消えて無くなって、
こうして考えることすらできなくなるんだ!
と思った時に感じた底なしの恐怖。
仲良しの友だちが、ある時突然、死んでしまった時の衝撃。
一番わかってくれる近い人だと思っていた恋人が見せた、よそよそしいひんやりした横顔。
そんなことがきっかけでした。
きっかけは些細なことで、そこから向かった方向が、
夢中になれるお稽古ごとや大好きな食べることや冒険旅行、などではなく、
永遠はあるのか?
変わらないことは何か?
絶対の真理はあるのか?
だったのでした。
真理の探究は私の運命だ! と、ある時期スペシャルな気分で息巻いていたのが、
あれまぁ、可愛らしいこと。
こうしてふと、立ち戻ってみるのはいいな。
そうすると知らぬうちに入っていた力が抜けたり、
寄り目になっていたのが少し俯瞰できたり、
もっと真摯で謙虚な姿勢になったり。
先日の青空禅フォーラムで伊東先生から教わった呼吸法、円環呼吸。
それは、吸って吐く、を直線的に捉えるのではなく、
吸ってから吐くに移るつなぎめをとても丁寧に行います。
まるで円を描くようにね。
直線を行ったり来たりする呼吸ではなく、まぁるく円を描くような呼吸。
その繋ぎ目は、私のイメージでは、吸うでもなく吐くでもない、空っぽ。
まるいカタチは柔らかくて落ち着きます。
私は小さい時に太っていていじめられたので、
太ることに対して怖れと共に無意識にアラームが鳴って来たのですが、
最近は、ふっくらとたおやかな女性でいるちょっぴり太め、がお気に入り。
くるりと円を描く呼吸、ぜひお試しあれ。
次回の 青空禅フォーラム は、4月11日(土) 14時から16時まで。
ぜひご参加くださいね。
