今朝は、世田谷区上野毛にある五島美術館へ行きました。
6000坪の敷地があるそうですが、お庭がとてもすばらしくて気持ちよかった。
多摩川のほど近く、ちょうど国分寺崖線の上に美術館があるので崖の下へと続く森の中。
午前中の木漏れ日は、葉にも草陰の仏像にもきれいな光を落としていました。
森のあちらこちらに半跏思惟像があって、どれも表情が素朴で優しかったのが印象的でした。
森の中にはたくさんの種類の植物があって、空気が濃い感じがします。
自然の中にいるとからだの奥からゆったりして来ます。
ぎゅっと握りしめていた指がポロポロと無理なく開いていきます。
ヨガでするシャバーサナというポーズは、全身の力を抜いて大地に身を委ねます。
ちょっと見るとただ寝転がっているだけ。
シャバーサナは屍のポーズと言う意味。
屍になったからだは、抵抗もなく重さもなくからっぽ。
心地よいことすら忘れてしまう。
森の中の朝の静けさは、このシャバーサナのようにゆったりと私を受け止めていてくれました。
自然に深謝。
