賢者は目的を求めて努力しない
愚者は目的を求めるために己を縛る
というのを、いつだったかむかしむかし、
夜どこかを散歩しながらソフトクリームをなめながら初めて聞いた。
たいてい人というのは誰かのことを見る時には枠にはめて見たがる。
この人はこういう傾向のあるこういうタイプの人だと思って見られていると、
固定化して見られる側は、息苦しくなる。
それは見る人の手中にあることで、こちらにはどうしようもないのだけれど。
ある本に書いてあったけれど、
鈴木大拙によれば、「自由」は英語にすると、freedom や liberty ではなくて、self-reliance となるそうだ。
他に依拠せず、外に求めないからこそ「自由」なのである、と。
それはなんだかほっとする。
どこにいてもゆったりとした空気を纏っていられる。
