あの人は誠実だとか、このことに対しては誠実だとか言いますが、
誠実ってなんだろう?
嘘偽りがなく、物事や人に対するのに真心があること、と辞書にはありますが、
自分の気持ちに正直であることが誠実であるかというとケースバイケースでそうでもなく、
では相手や対象に対しての態度をいうとなると、その場合の主軸はどこにあるのでしょうか。
もちろん、誠実な人柄に越したことはないし、仕事に対して誠実であることは基本だけれど。
なんとなくの感覚でここに書くようなことでもありませんが、
敢てなんとなく(笑)、「誠実」という言葉にはそれ以上攻め込めない砦みたいなイメージがあって抵抗感があるのは、
私が小さい頃からけっこうなウソツキで、お腹の中が実は「まっ黒け」だからでしょうか。
誠実であることを求めたり、誠実であることを主張されるよりも、
私は、態度が真摯であり、相手の立場や全体の状況を想像する能力を持っていることの方が、
ずっと風通しが良くて好きだなあと思います。
