ヨガをやってわかったのは、力を抜くことが意外に難しいことです。
私たちは、がんばること、思いっきり力をふりしぼること、には慣れています。
なぜなら子どもから大人へと成長する過程で家庭や学校、社会でそれを求められて来たから。
ヨガでは緊張と弛緩を繰り返しながら、弛緩(リラックス)を深めていきます。
いつも力を抜いていたらどれが弛緩かわからない、いつも緊張していたら苦しい。
緊張して息を止めているとギュッと固くなり、吐くとふぅっと緩みます。
呼吸は吐ききると自然に酸素を吸い込むようにできています。
だから息を吐いて肩の力を抜いて、と声をかけながらまずは力を抜くことに意識を向けます。
若い人を見ていて、考え過ぎだったり、理屈でがんじがらめだったり、頭でっかちだったり、
若々しいアンバランスさを感じることがあるけれど、
それを今その時一所懸命に、思い切り考え過ぎ、思い切り理屈や情報を詰め込むからこそ、
時が来たら、ゆっくりとそれがほどけていくのかなと思います。
私は若い頃、外側では順応しながら、内側では考え過ぎて苦しくて苦しくていつもグズグズしていました。
わかろうとして背伸びをして自分よりずいぶん年上の人たちと付き合って話を聴き、
わかったようなことを言ってみたり、わかったつもりになっていたなぁと思い出します。
ちょっと微笑ましい若い自分(笑)
でも、本当のことはやはり自分でしかわからないし、気づけない。
苦しさも喜怒哀楽もあれこれをくぐり抜けるうちに土台ができていきます。
わからないことを放っておけるようにもなります。
それにはそのひとなりの速度があって、体験がある。
だから息を吐いて焦らないで慌てないで、と思います。
まずはリラックス。
リラックスとは、うしろに退いて拡がってくつろぐこと
だそうです。
