プリンスメロンの甘い香りが、
子ども時代の初夏の朝の記憶を引っ張り出した。
久しぶりに焚いたアロマオイルの香りが、
胸の奥の痛い記憶を刺激した。
それでも色とりどりの記憶や体感してきた感情は、
邪魔にはならない。
まず、君の頭につまっている理屈や概念をすべて捨てねばならないのだ。
本などはいらない。唯一の本は自然の描くものであり、人生そのものが学びなのだ。
情熱的に生きたまえ。この道は重大でまじめなものだから、楽しんだり、喜んだりしてはならぬと誰が言ったかね?
この道こそ、あらゆることの中で、最も面白い冒険なのだ。そして楽しむべきものだ。
