私たちはそれぞれの見方でこの世界を見ています。
普段の生活ではそれほどハッキリ意識しているわけではないので、
人との会話を重ねるうちにふと、
世界をどういう枠組みて見ているかは、それぞれに違うのだと思い至る。
ひとつの聞き慣れた言葉も、その世界観によって違う意味だったりします。
そのまま話していると何かがズレて気持ち悪い。
たとえば「宇宙」という言葉。
昨日参加した「科学と仏教の接点」という講演会の中で佐々木閑先生がおっしゃっていました。
「仏教で宇宙と言ったら、それは外側ではなく内側のこと」
たとえば「Love and Compassion」。
以前聴いたダライ・ラマのお話の中でこの言葉が出てきましたが、
このシンプルなことばの意味を私を含めひとりひとりどうとらえたでしょうか。
ひとつのテーマについて話し合いを始める時やより深い理解に大切なのは、
ことばの定義をハッキリさせておくことかもしれませんね。
と感じる一方で、
人間は国籍や年齢や体験を越えて、何かを瞬時に共感共有することができる、
そこに何かホッとする時があります。
