
聴く話す
空のお茶会は、誰でも安心してゆっくり話せるお話し会をイメージしています。
私は自身の体験から、誰かに話を聞いてもらうことで自分を知ることになったり、思わぬアイディアや発見に出逢えると感じています。そして、人は心の底ではごく自然に、誰かに話したいし聞いて欲しいのではないか、と感じています。では安心して話せるってどういうことでしょうか?
誰かに何か話したとき、話さなければよかった・・・と思うのはどんな時?
私の経験では、自分が言ったことについて相手からその人の解釈を押し付けられた時。つまり、自分の思いをそのままにしてもらえず、それ⭕️じゃない?、それは❌だねと、決めつけられてしまう時。私の心の声は「あぁ、やっぱり話さなければよかったな・・・」と言っています。
安心のために、スティラスッカな空のお茶会では、はじめに2つのお約束をします。一つ目は、話し手が気が済むまで話せるように聴く人たちは途中で何も言わない、質問しない。二つ目は、ここで話したことを外に持ち出さない。
話を聴くことはシンプルですが、実は練習が必要です。黙って聞いていること、意味付けしたり断定せずにただ耳を傾けることは案外難しい。ですが、ちょっと意識して聴くことはできます。ふだんは気にしたことがないかもしれませんが、ただ相手の話に耳を傾けてみましょう。何か言いたくなったら、ひと呼吸。
そして、自分の心うちを話すことには、少しの勇気が必要なときがあるかもしれません。が、感じたこと考えていること外に言葉にして出すことで、整理できる時があります。だんだん自分が何をどう感じ、求め、考えているのかを、自分で話しながら自分で明確にしていけるかもしれません。
空のお茶会は、日々を少し心地良くするためのやさしい時間です。
★荒川陽子(進行役)プロトマニア・アラカワアートオフィス主宰。進行役の私は、思春期から「人間とは、私とは何か?」の問いを携え答えを哲学や芸術に求めて探究してきました。
伊東充隆主宰の青空禅フォーラムに出会い、以降伊東氏のもとで知性による「自己の本質」の理解のため、心理学や科学、禅の知識を学びました。並行して20代から続けているヨガを深め、身体をテキストにして感性と知性をバランスしながら探究の旅を続けました。
10年余の実母の介護やギャラリー運営、プロトマニアでの美術講座、青空禅主催の体験を経て、今は、生きることそのものを丁寧に生きるという、シンプルで自然なところにいます。
私とは何か?を探す旅は終わりましたが、探究に終わりはありません。続けて来た『空のお茶会』をもっと自由で誰もが自分を大切にし、他者と互いを尊重しあえる場にしたくて『スティラスッカな空のお茶会』を毎月開催しています。
これまでの心身の学びに、中尾陽一さんによるVTS対話型絵画鑑賞の学び、NVCトレーナー龍村ゆかりさんによるNVC( Non-violent Communication 非暴力コミュニケーション)の学び を加え、日々穏やかに朗らかに生きることを大切にしています。

■参加費:2,200 円(税込*当日お持ちください)
【2026年の予定】
・2月15日(日)予定
・3月18日(水)予定