連休になる前に、上野の東京都美術館でスタートしたマティス展へ行ってきました。
始まったばかりの展覧会は、まだそれほどの混雑もなくゆっくり楽しむことができました。

この展覧会は、マティスの画業の流れがよくわかる内容で、見応えたっぷり。
展覧会のアートグッズも種類が多くて、どれもこれも素敵でした。パリのポンピドゥーセンターの全面的協力のもとで開催されているとのこと。
好きな画家は?と聞かれたら、マティスの名前をあげ、なぜか?と問われれば、風通しの良い絵だからと答えてきました。マティスの絵は色彩の美しさや自由な線が魅力的で感覚的な印象ですが、実は理論と様々な探究を続けた知性の画家。いとしのマティス、久しぶりにたっぷり味わいました。
この展覧会はおすすめです! 4/27(木)〜8/20(日) 開催 東京都美術館(上野)

これがこの展覧会のカタログ。

マティスの彫刻。彫刻は絵画に関する思索を整理するために作られたらしい。
小さな裸婦像は、今回、一番好きだった作品。プロトマニアに一つ、笑。

これは礼拝の時に司祭が着る上祭服のマケット。

こんな素敵な司祭服で礼拝が行われたのは、南仏ヴァンスにあるドミニコ会の礼拝堂、ロザリオ礼拝堂。一生に一度は行ってみたい場所です。
座るマティスの後ろ姿。

カタログには、ページの栞紐(スピン)がついていました。
本を読むようにゆっくり読みましょう。
人間の一生も芸術や哲学や道の探究も、青い鳥のお話のように、旅して学び確かめ悩み迷いヤサグレたり笑高揚しては捨てて、最後は平安、軽やかで穏やかで安心して微笑む赤ちゃんのような元に戻っていくものなのかなぁと思いました。