
新宿の柿傳ギャラリーで開催されていた小池頌子さんの個展に行ってきました。
小池さんは、私が大好きな作家のひとりです。
作品が素敵で、お姿もチャーミングで、制作はダイナミック。何よりいつも楽しそう。
最初のツーショット写真の白い大きな作品は、オブジェです。
個展の会場には、オブジェや花器、ふたもの、抹茶碗や水差しなどなど、白とブルーの作品が並んでいました。
以前、ご自身の作品を本当に嬉しそうに見せてくださって、それはそれは愛おしそうに触って、それが私にはとても新鮮でした。こんなふうに自身の作品を可愛がって嬉しそうで楽しそうだなんて!
今回、そんな話をしてみたら
「あらそう?きっと思うように展示ができたから嬉しかったんじゃないかしら」
展示も作品も、嬉しいエネルギーが溢れていて、同じことのような気がしますけど、笑
さて、暮らしの中でアートを楽しみたい私がプロトマニアで皆さんにご紹介するのは、こちら。

海の波が打ち寄せてしぶきが上がった一瞬の形。
陶で焼かれた鉢です。
サラダを入れてもいいし、いろいろ使えます。
しぶきの穴が空いていますね。そのあたりは器の表情の大切な要素。
工夫すれば、どんなふうにだって使えますよ!


果物を入れようかなぁ。いちじくとか、葡萄とか。みかんだって。
小池さんの作品はうつわとしての用の美もありますが、オブジェとして想像力を刺激してくれます。
毎日の暮らしの風景に、アートと用を兼ね備えたこんな器があるとワクワクすること間違いなし。
使えるのにアート!
アートの何がいいかと言えば、頭をよく使わせてくれることかな。
頭といっても知識の頭ではありません。
イマジネーションを働かせたり、見方を深く掘り下げたり、問いかける脳の働き方。
これをどうやって使おうか、どんなものに合うか、どんな空間に置くとどう見えるのか・・・
空想してみてくださいね、脳みそがどんどん自由になって動き始めますよ。
それがアートの楽しいところ。
