今月の中尾先生、絵画観賞白熱講座は、ルネサンス絵画の4回目。ティツィアーノとヴェネツィア派の作品を観賞します。
謎や奥深い意味がありそうな「マグダラのマリア」を主題とする絵画を中心に、作品を見て全体を掴んで、個々の絵画のあれこれを参加者全員で見てしゃべる絵画観賞です。
以下、先生からのご案内文をどうぞ〜
第98回 《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》 ルネサンスの絵画(4)
ティツィアーノとヴェネツィア派
これまで3回の講座では、イタリア・ルネサンスの大きな流れを、フィレンツェとローマで活躍 した画家を中心に見てきました。
しかし、忘れてならないのがヴェネツィアで活躍した画家たち、ヴェネツィア派です。
北イタリアに位置するヴェネツィアには、貿易による巨大な富の蓄積があり、北方と東方 (ビザンチン)の文化が交流するという地政学的な好立地にも恵まれ、文化揺籃の地となる ための条件が整っていました。
第98回ではヴェネツィア派を代表し、ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロに匹敵する巨 匠ティツィアーノの作品を中心にヴェネツィア派の作品を見て行きます。
また、ティツィアーノが何種類ものヴァリアント描いた《マグダラのマリア》を比較鑑賞するこ とによって、時代が絵画に及ぼす影響を確認しながら、キリスト教美術に頻出する《マグダ ラのマリア》への理解を深めたいと思います。
講師;中尾陽一

カンポディモンテ美術館(ナポリ)
■第98回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画観賞白熱講座「ルネサンスの絵画(4)」
2022年9月25日(日)13時〜15時30分 オンラインzoom 開催
お申し込みは、こちらからどうぞ→