
テレビでボカロP と呼ばれる人たちの話を聞きました。
ボカロPって、ボーカロイド(VOCALOID) という音声合成技術およびその製品を使って、曲を作るプロデューサーのことだって。原始人の私は初めて知った(苦笑)
それでね、その人たちはとにかく自分の好きなことをただただやっているんだなぁ。
人と比べたり、自分よりすごい人を羨ましがったりしない。気づかなかったことを誰かがやっているとその人を素直にリスペクトしたり、何か気づかせてもらったら感謝したりしていました。
人間だからもちろん、いろいろな感情は湧くと思うけど、誰かに勝ったとか負けたとかじゃなくて、いつも基準は真ん中の自分自身にあって、それで切磋琢磨して素敵なものを生み出そうとしていました。とてもピュアな情熱に触れたように感じました。
誰かと競ったり、なんなら蹴落としたりしていた時代(笑)とは違って、好きなことをコツコツやって、繰り返し繰り返し、誰がなんと言おうが、どんなに時間がかかろうが、諦めないで粘り強く続けていけば、どんどん良くなって、進化して、広がっていくのだということを今の若者たちが見せてくれているみたいでした。
インターネットや新しい技術が、誰もの可能性を引き出したり、広げたりするのですね。そして、「好き」というとてもとてもシンプルな基準を見失わなければ、一番を勝ち取るよりずっと満たされて幸せなのかもしれません。
新しい時代、新しい価値観・・・変化の時は揺れるけど、揺れながらしみじみ私は、今からの世界はなかなか悪くないなぁって思いました。
