募集*中尾流!9/26(日)第86回絵画鑑賞白熱講座「小出楢重と萬鉄五郎」

プロトマニアの中尾先生講座では、このところ連続で日本の洋画家を鑑賞しております。

「知ってる画家の名前を言ってごらん」と言われたら、私たちは、ルノワール、ゴッホ、ピカソ・・・と西洋の画家の名前をスラスラ言うかもしれません。日本人の画家の名前は、どのくらい出てくるかな?

日本人の西洋画家はたくさんいます。味わいのある作品もたくさんあります。

日本人が西洋文化とどんなふうに出会い、学び、自分の表現を探求したか、知れば知るほど絵が面白くなります。

9月26日(日)ZOOMで開催する中尾流絵画鑑賞白熱講座は、「小出樽重(こいで ならしげ)と萬鉄五郎(よろず てつごろう)」。

先生からのご案内文をどうぞ。

第86回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》

小出楢重と萬鉄五郎

前回の講座でご紹介した重要文化財に指定されている作品を描いた洋画家の中に、この講座ではまだとりあげていない画家が何人かいました。次回は彼らの中から萬鉄五郎(よろずてつごろう:1885 – 1927)と小出楢重(こいでならしげ:1887 – 1931)を鑑賞します。

萬も小出も大正から昭和初期に活躍しました。同じ時期に活躍した画家と言えば第83回でとりあげた竹久夢二(1884 – 1934)を思い出します。奇しくも三人とも志半ばの40代で亡くなっています。

竹久夢二が大正ロマンという時代の気分や風俗を抒情性豊かにヴィジュアル化して人気を博したのに対し、萬も小出も同時代のフランス美術の新しい流れ、フォーヴィスムやキュビスムに敏感に反応し、それらを日本美術の土壌の中にいかにとりいれるかという命題と格闘しました。

次回の講座では、萬と小出が決して長くない生涯に導き出した素晴らしい成果を鑑賞しましょう!

小出楢重 支那寝台の裸婦 (1) 1930年 大原美術館
小出楢重 Nの家族 1919年 大原美術館
萬鉄五郎 もたれて立つ人 (1). 1917年 東京国立近代美術館
萬鉄五郎 裸体美人  1912年 東京国立近代美術館

この講座は、美術の知識がなくても全く問題ありません。その場で見た絵をどう感じたかをみんなでいろいろ話す集まりです。先生から画家について、時代背景について、いろいろ教えていただくこともできます。何より参加しているおひとりおひとりがどう感じたかを率直に言葉で表し、いろいろな人の考えや見方を聞いて、わいわいがやがやと絵について、画家について、時代について話す。先生は何よりも「絵をしゃべる」ことが大好きで、絵のことならいくらでもしゃべる!中尾先生です。ご遠慮なく、思ったまま自由に発言してくださいね。あなたのご参加、お待ちしています。楽しいですよ〜♪

■中尾陽一主宰 第86回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座「小出楢重と萬鉄五郎」

2021年9月26日(日)13時〜15時30分 オンラインZOOMで開催

お申し込みは、こちらからどうぞ→