今日は、原爆の日です。76回目とのこと。8時15分、原爆投下の時間には、朝の支度の手を止めて私も黙祷しました。
毎年、広島市長による平和宣言、子どもたちの平和への誓いをテレビを見ながら聞き、新聞に掲載されたそれを後からもう一度読みます。
そうしなくてはならない、という気持ちより、なんとなく自然とそうしています。
『核兵器廃絶への道は平坦ではない』と広島市長は述べましたが、戦後76年経ってもまだまだ平坦ではない。
人間が同じ人間に対して行う残酷で俄に信じ難いさまざまな蛮行。自然や動物を痛めつけても利益を優先する人間の欲深さ。比較、対立、攻撃、承認欲求、生存本能・・・
平坦な道ではないけれど、「国民のみなさん」とひとごとのように言わずに「私たち」と言い換えたり、それが自分の親だったら?娘や息子だったら?と想像力を働かせてみたり、ほんの一瞬でもいいから思いをとどめてみたり、思いやりを持ったり、自分を責めるのをやめたり、防衛するために誰かを傷つけるより自分が自分の最大の味方になるよう寄り添ったり・・・ごく身近なことから平和の在り方を行動していく。いま、自分がすぐにできることが小さな一歩。
万里の道も一歩から、ですね。

笑顔を伝染させてひとりひとりが変わったら、ある時何かが大きく変化しているにちがいない。