長く生きているほど、あーすればよかった、あの時決めておけばよかった・・・なんてことが増えるものです。
私は自宅で老母と暮らし、10数年介護をしていました。
後半は、私なりにかなり大変でした。時には「もう私は母のお世話はこれ以上できないくらいやり切ったから、何があっても悔いはありません!」とヤケクソ気味にうそぶいていました。
ですが、実際に母が旅立ってみると・・・やはり後悔はあるのです・・・
あー、あんなこと言わなければよかった、あ〜もっと違う選択があったのに・・・・ってね。
でも、母の様態がもう危ない状態になった時、ある人にいただいた言葉があります。
『 私の親のときもこんなはずじゃなかったと思うことも多々ありましたが、
結局はその時その時で、できることをするしかありませんでした。
親もわかってくれたんだろうと勝手に思っています。 』
私は、この言葉にとても救われました。
ひとつひとつの文章を噛み締めて何度も読みました。
そうだなぁ、その時その時、できることをすることしか確かにできなかった。
うん、私がどんな性格か、どのくらいのキャパなのか、一番そばで見て感じていたのは母だから、きっとわかってくれているんだろう・・・
きっと誰でも、人生では後悔することが山ほどあると思います。
でも後悔したり不安になってションボリしている時、こんな言葉に出会うことだってあるのです。
そして、その言葉を信頼したり、人間を信頼したり、何よりも自分が身の丈の自分の味方になって、また次へと歩き出すのではないかなぁと思います。

私も認知症の父に、余裕が無い時に怒ってしまい、後悔することがたびたびありました。(笑)今になって観ると、それでいいのだ!と思っています。(笑)
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そうですね、その時それが精いっぱいだものね。それでいいのだ!と、良いとか悪いのジャッジをやめて、その時の自分を静かに認めてあげれば、それでいいのだと思います。宮島さんのお父様も私の母も、親の大きさは信頼に足るものだと思います。青空から見てももちろんね!
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