プロトマニアの荒川陽子です。
プロトマニアでは、その道のプロの先生方に講座を開催していただいていますが、私は主催者という立場です。先生ではないので、参加して下さる方たちと先生のちょうど中間にいます。いるつもりです。
時々、参加者の方からお問い合わせをいただきます。その内容はだいたい、講座についての感想や質問です。でも、ごくたまに、講座についてその方の疑問や気持ちを聞かせて下さることがあります。これは、感想とはちょっと違うし、クレームでもなく「私はこんな風に感じているけど、荒川さん、どう思いますか?」という気持ちだったりします。ちょっとモヤモヤしていて、でも解決したい純粋な気持ち。例えばお年頃の、好きだけどちょっといやなことろもあって嫌いになりそう〜どうしたらいい?みたいなデリケートな気持ちです。
繰り返しになりますが、私は先生ではないので先生の気持ちを想像して伝えたり、講座の主旨をを伝えることがあります。その時、以前はどうしても先生の立場に近い主催者の考えになっていて、どこか先生を弁護するような気持ちで代弁していたかもしれません。
でも本来は、いつも「真ん中」にいたいと思っています。
私はみなさんと一緒に講座を聴いているので、参加者の立場であり、先生と長くお付き合いして来ているので先生に近い立場でもありますが、なるべく偏らないようにしたいのです。
だから、どんな厳しい内容であっても率直に、
荒川さんはどう思いますか?
と尋ねていただけるのは、プロトマニアの寺子屋運営者冥利に尽きるなぁと感じます。
主催者だからといって、100%先生の味方じゃない(笑)ところがミソなんです。いつも真ん中にいることができると、きっと、風通しがよくていきいき変化する場所になるんじゃないかしらと思いますから。
仕事をしていると嬉しいこともそうでないこともありますが、様々な体験をして気づかないうちに自分の考えや感じ方が広がっていたりします。プロトマニアは、ある意味仕事よりもずっとダイレクトにみなさんや先生たちと交流して来たから、私にとっては得難い人間力道場みたいなところになっているかもしれません。
いつも真ん中にもどることを、これからも心してまいりましょう。
