
プロトマニアの荒川陽子です。
決まりました、今月の中尾先生講座のテーマ!
みんなで絵を見て、絵についてワイワイ話します。初めて知る画家も大丈夫。その初めての印象を大切に、感想を遠慮なく聴かせてくださいね〜♪
中尾先生からのご案内をどうぞ〜
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第79回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
松本竣介 ―街の風景、人の風景―
1月に鑑賞した古賀春江はいかがでしたか?
ヨーロッパの印象派以後の美術の流れを敏感に取り入れながら、実験し、自分の表現を必死で模索するさまが彼の作品にそのままあらわれていました。そして、個々の作品には古賀春江独自の日本人の感性の世界がひろがっているように感じました。
さて、今月は松本竣介をとりあげます。彼は古賀春江よりも後の世代で日本が第二次世界大戦に突入していくまさにその時期に活躍し、終戦後すぐの1948年に36歳の若さで突然亡くなります。思えば古賀春江も38歳で亡くなりましたし、佐伯祐三は弱冠30歳で夭折、この頃の画家は本当に若くして亡くなった人が多いです。
松本竣介も36年という短い人生の中で目まぐるしく作風を変えていきます。ただし、描き方は変わっても彼が見つめたのは都会の風景やそこに生きる人々でした。軍靴の音がたかまる暗い時代の中で、彼が必死で見つめ描いた街の風景やそこに生きる人々の姿をみんなで鑑賞し語り合いたいと思います。
建物 1947年 国立近代美術館
街 1938年 大川美術館
*中尾陽一先生の第79回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
「松本竣介 ー 街の風景、人の風景 ー」
2021年2月28日(日)13時〜15時30分 オンライン開催
参加費は事前お振込で、4000円です。
お申し込みは、こちらからどうぞ→