アートを語り合う楽しさ〜中尾流白熱講座

プロトマニアの荒川陽子です。

今朝の読売新聞に「アートで仕事のアイディアを」という記事が出ていました。

企業が社員の発想力や感性を養うために、美術作品を鑑賞して社員同士で語り合う対話型鑑賞を取り入れたり、美術館と連携して社員向けに鑑賞会や講演会を行ったりしているというもの。資生堂や野村総合研究所、ベネッセなどの会社だそうです。

絵画は、画材、手法、描かれたテーマ、時代背景、画家の人生、描かれているものに隠された意味、評価、その絵にまつわる裏話・・・などなど、語れるポイントが山ほどあります。作品について話す時、年齢も経験も、国籍や社会的地位も関係なく自由になれるのも、アートの魅力のひとつかもしれません。

プロトマニアで78回目を迎える中尾先生の「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座」は、まさにこの『絵を話すこと』を繰り返して来た講座です。

何度も参加してくださる方たちを見ていると、気持ちを言葉にするのに遠慮がちだった方が、参加するたびにご自身の感想や意見をいきいきと話されるようになります。先生から伝えられる作品の情報や他の方の感想や意見がきっかけになって、あらためて作品を見直したり、美術展に行かれたり・・・楽しみ方がどんどん広がっているようです。

講座スタートの頃、私の願いは、なるべく素直に感じたことを語っていただくことでした。知識を語る事はどこの講座でもできるから。今は、知的でその道のプロみたいな(笑)感想も素晴らしい、誰にも遠慮せずにその人から湧き上がる感想も素晴らしい、両方に感動したりします。

とにかく自分の言葉で表現するのがだいじ!

中尾先生は、みなさんそれぞれの言葉をとてもうまく引き出してくださって、先生ご自身もそれを聞いて感心したり、楽しんだりしているところ、先生のお人柄もこの講座の魅力だなぁと感じます。そして、絵を見て他の人がどんな感想を持つかを共有できるのが面白い。自分とは全然違う視点や感じ方に出遭えるって、素敵じゃないですか?

アートは自由です。なんでもありですが、そこに隠し味で中尾流の絵の見方が加わると、さらに視野が広がって深く広く作品を味わうことができますよ。ぜひご一緒しましょう〜

アートは楽しい!

第78回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座

『古賀春江』

2021年1月24日(日)13時〜15時30分 zoom で開催

お申し込みは、こちらからどうぞ→