プロトマニアの荒川陽子です。今日は雪が降りそうな空。どんどん空気が冷たくなっていますが、さてどうなることか。
今月の中尾先生アートレクチャー、募集しています。今月のテーマは、「古賀春江」。日本の洋画家シリーズが続きます。
先生からのご案内をどうぞ。
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第78回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
古賀春江
みなさん、あけましておめでとうございます。
昨年はコロナの出現で世の中が一変してしまいました。この講座も5月のノーマン・ロックウェルからはオンラインでの開催となりましたが、みなさんに積極的にご参加いただき大変盛り上がることができました。ありがとうございます!
さて、2021年新春の講座では、《古賀春江(こがはるえ)》をとりあげます。
春江なんて女性のような名前ですが男性です。1895年(明治28年)生まれですから、長谷川利行や岸田劉生よりは4歳年下、佐伯祐三よりは3歳年上です。同時代の画家ですね。1933年(昭和8年)に38歳で亡くなっています。大正から昭和初期にかけて活躍した画家です。
作者のことはよく知らないけれど、竹橋の近代美術館にある《海》という作品なら見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
この《海》、宣誓でもしているかのように右手を高々と手を挙げている水着姿の女性が目立っていますが、よく見ると飛行船が空を飛んでいたり、潜水艦や海中の魚たちなども描かれていて、なんとも不思議な雰囲気で印象に残る絵ですよね。古賀春江はこの絵のほかにも不思議な魅力を湛えた絵をたくさん描いています。
新春の講座では、みなさんお気に入りの絵がみつかること請け合いです。
お申し込みは、こちらからどうぞ→