
サボっていたわけではありませんが、ジャーナルをしばらく書いていないうちにもう月末が近づいていますね!プロトマニアの荒川陽子です。
さて、月末のプロトマニアは、中尾陽一先生の
です。この講座は、プロトマニア誕生まもなくして始まり、毎月開催で今月はもう75回目です。プロトマニアの中尾先生講座では、このところ日本の洋画家たちを鑑賞していますが、今月も「中村彝(常)」という画家を取り上げます。
知っているようで実はあまり知らないことは、ついスルーしがちです。そして知っているつもりになっています。でも「灯台下暗し」のように、知識の中にはあるけれど、深くは触れていなかったものに光を当てて触れると、その知識は身について生きてきます。日本の洋画家たちってそんな灯台の下にいるかもしれません。
今月の中村彝(つね)が描いた「エロシェンコ氏の像」は、かなり有名な作品です。見たことがありますか?

これも、見たことはある、聞いたことはあるけれどよく知らない画家や絵のひとつかもしれません。
中尾先生の講座では、その場で何を感じたか、さっき印象に残った絵をいまどう相手に伝えるか・・・など参加者の皆さんの感覚を大切にしています。皆さんが自然と言葉を発生させられるように、絵とより近くなれるように、先生の頭の中には講座全体の流れが作られていて、オンラインでもリアル講座のように生き生きとした発言や発見が生まれています。
このところプロトマニアの中尾流が取りあげる画家は、ややマニアック路線かもしれませんが、ここを知っていると、日本の近代美術の動きがわかってきて、美術館の常設展示の豊かさを楽しめるかもしれません。プロトマニアだけにマニアック大歓迎、ここだからこそ出会う画家や切り口を大いに楽しんでいただきたいと思っています。
もちろん、また印象派やルネッサンス絵画も取り上げていきます。なにせ中尾先生は引き出しがたくさんありますから、繰り返しゴッホでも再び若冲でも、いろいろな方向から見て感じて皆さんと大いに絵を喋る白熱講座が続くのです。どうぞお楽しみに。
*絵をみてしゃべろう
2020年10月25日(日)13時〜15時30分 オンライン開催
第75回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
「日本洋画史上最高の肖像画『エロシェンコ氏の像』を描いた画家 中村彝(つね)」
お申し込みは、こちらからどうぞ→