募集*中尾流!第75回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座「中村 彝(つね)」

プロトマニアの荒川陽子です。

この絵は私の大好きな絵、中村彝の『エロシェンコ氏の像 』1920年(東京国立近代美術館蔵)。

というわけで、今日は中尾先生の白熱講座のお知らせです。10月は日本の西洋画家、中村彝です。中村彝の絵を見るとなぜか私は、子どもの頃に絵を習いに通ったおじいさん画家のアトリエを思い出します。中村彝は、ぜひじっくり見ていただきたい画家です。オンラインで開催しますので、日本全国、世界のあちこちから10月最後の日曜日の午後、中尾先生のナビゲートでご一緒しませんか。

先生からのご案内文をどうぞ。

 

第75回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》

―日本洋画史上最高の肖像画《エロシェンコ氏の像》を描いた画家―

中村彝(つね)

第75回でとりあげるのは中村彝です。

前回の佐伯祐三(1898 – 1928)の若き自画像(1922年作の「帽子をかぶる自画像」と1923年作の「自画像)のところで中村彝の影響があることをご紹介しましたが、佐伯祐三と中村彝(1887 -1924)は同時代の人です。佐伯は30歳で夭折しましたが、中村も37歳の若さで亡くなっています。どちらも結核が原因です。

ところで、中村彝の名前を初見で読める人はまずいないでしょうね。私もこの画家を知って半世紀近くになりますが、「彝」という感じを単独で示されたら今でも読めないかも知れません。そして、「つね」という読み方がわかっても、今度は男性なのか女性なのかが判然としません。

そんなことが原因でもないでしょうが、「エロシェンコ氏の像」という日本洋画史上最高の肖像画と言われる傑作を描いたにもかかわらず、は中村彝の知名度はそんなに高くありません。

何故なんでしょう?やっぱり名前が原因? 

次回の白熱講座ではみなさんといっしょにその答えを探す旅に出ます。

そこに中村彝の芸術を理解する鍵がありそうです。

 

「少女」1914年  株式会社中村屋蔵

 

「頭蓋骨を持てる自画像」 1923-24年 大原美術館蔵



*中尾流絵画鑑賞講座*

■ 第75回 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座  *オンライン開催

―日本洋画史上最高の肖像画《エロシェンコ氏の像》を描いた画家―中村彝(つね)

2020年10月25日(日)13時〜15時30分 

お申し込みは、こちらからどうぞ→