プロトマニアの荒川陽子です。今日は今月の中尾先生講座のご案内です。
7月は、メキシコの女性アーティスト、フリーダ・カーロです。参加者からのリクエストにお応えして、中尾先生のフリーダ・カーロです、ぜひご一緒に!
以下、先生からのご案内をどうぞ〜
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第72回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
フリーダ・カーロ 「私自身の現実」
7月の白熱講座ではみなさんからのリクエストにお答えして近代メキシコ絵画を代表する画家フリーダ・カーロ(1907 – 1954)を鑑賞します。
フリーダ・カーロと言うと、眉毛のつながった、口元にうっすらとひげのはえた、きりりとひきしまった美人の自画像を想い浮かべる方も多いと思います。意志的で理知的で、そしてメキシコの民族性を強く感じさせる独特の自画像ですね。
フリーダは47歳という短い生涯に200点ほどの油彩画を描きましたが、そのほとんどが自画像です。そこにフリーダの作品鑑賞の鍵があると思われます。フリーダはわれわれには想像もつかないほどの波乱万丈の生涯をおくりました。
「私は人生で二度、大事故に遭った。一つはバス事故。もう一つはディエゴ。ディエゴの方が圧倒的に最悪だった」
フリーダの言葉です。ディエゴというのはフリーダが22歳で結婚した21歳年上のメキシコ人画家ディエゴ・リベラ。この時ディエゴはメすでにキシコ壁画運動を指導する国民的英雄画家でした。その後フリーダはディエゴの不貞、自らの恋、ディエゴとの離婚、再婚と茨の道を歩むことになります。
講座ではまず、フリーダの作品を見て皆さんが感じる感覚を大事にしたいと思います。そこから想像の輪を拡げながら、彼女の創造世界、人生観の探索に踏み出しましょう。
ふたりのフリーダ 1939年
ドクター・エレッサーに捧げる自画像 1940年
テワナ衣装の自画像、あるいは、私の思考の中のディエゴ、あるいは、ディエゴを思う
1943年
*知識もうれしい、でもまず、どう感じるか? を言葉にしてみよう〜
中尾陽一主宰 第72回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
2020年7月26日(日)13時〜15時 @zoom
『 フリーダ・カーロ 「私自身の現実」 』
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