プロトマニアの荒川陽子です。
今日は、伊東先生が寄稿している「エネルギー医学の最前線」のメルマガが配信されましたので、ご紹介します。
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エネルギー医学の最前線 vol.153
「『独りあること』に寛ぐか、『孤独』に苛まれるか」
伊東 充隆
近年、孤独感は科学研究のテーマとして注目が高まっています。
医学、心理学、疫学等々の各分野の研究者が、孤独感による生物学的メカニズムや心身に対する影響などを様々な側面から探っているようです。
孤独感が、うつ状態や認知力低下のみならず、心臓疾患、脳卒中など多くの精神的・身体的疾患と関連していることを示す証拠が増えていて、更には、遺伝子にまで影響を与えていることも分かっており、寿命を決定する大きな要である染色体のテロメアを短縮させて早期死亡のリスクを高めることまで判明しています。
三世代が一緒の屋根の下で暮らすのが一般的であった昭和までの時代と比べて、今や核家族化が進み、婚姻率の低下、少子化、一人暮らしの増加など社会的孤立が加速しています。
このような時代背景の中で孤独感への注目が集まっているのは当然の成り行きでしょう。
今回のコロナ騒動は、この孤独感をさらに増悪させるか、それともこの緊急事態の最中で意識が急速に己の内面に向かい、ただ独りあることのパワーを見出してそこに寛ぐか、その大きな分岐点になるかもしれません。
独りあることのパワーは、物理的に独りになるということではありません。
独りでいようが人と一緒にいようが、外側の状況とは何の関係もなく、平安で満たされた感覚を感じられるというパワーです。 ただ在ることのパワーと言ってもいいでしょう。
現代社会では、このパワーが著しく失われてしまっているようです。
哲学者ハイデッガーは、我々は存在について忘れがちであり、死や琴線にふれる詩に直面した時にしか完全に意識を覚ますことはないと言っています。
この状況の中、死が、今までよりも少しだけ身近に感じられるならば、独りあること、自らの存在の詩を あなたは思い出すことができます。
どうしたら?と問う先にではなく、何が問うているのか?と問うことによって。
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孤独を知るからこそ他者の気持ちがわかることもあるでしょう。そして孤独を感じられるからこそ、独りあることへと導かれ、孤独と独りあることを両方知ることで、生きることが輝くのかもしれません。
二サルガダッタ マハラジが、
ただ在りなさい!
と言いましたが、先生のおっしゃるとうり、そのことを理解しないで修行、苦行しても、エゴを強化するだけになると気づきました。
ありがとうございます。
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カルロス カスタネダが呪術師ドン ファンについて述べた言葉です。
西洋文化は、死を先送りにする文化ですが、東洋文化は死を身近に感じる文化かも知れませんねぇ。
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コメントありがとうございます。
そうですね。死を対立するものと捉えないのは、台所にも草にも木にも神を見ることができる私たちの知恵なのでしょうね。
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メディスンマンは死と友になり、死と共にある。
常に彼は死を意識して決断し、決して後悔しない。
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