ブルおばぁちゃんと飼い主マダム。

 

プロトマニアの荒川陽子です。今日の東京は、冷たい強い風が吹くものの、お日様の光がきれいで気持ちよかった。昨日は寒くて冬の嵐のようだったから、やはり、太陽の暖かさや明るさは嬉しいですね。4月いっぱいプロトマニアはお休みなので、先生たちの今やこれからのお知らせを挟みつつ、しばらくは私のつぶやきを書いていこうと思います。

 

さてさて、皆様はいかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言で実感として緊迫感のあるところも、まだそれほど肌で感じないところもあるようですが、私は、やることをやりながら後はリラックスを心がける日々です。日常的には、気まぐれながらも朝の散歩を継続しております。朝の散歩といえば、犬の散歩の人々やジョギング、サッカー特訓中のパパと息子などなど、いろんな人とすれ違い、いろんな朝の風景を目にします。このジャーナルの写真もそんな道中で撮ることが多く、行動半径の狭さが表れております(笑)

今朝は、ユニークなワンコカー(犬の乳母車みたいなもの)を押す飼い主マダムと、よちよち歩くブルドッグに出会いました。

ユニークと書いたのは、まさに手作りの乳母車だったからです。よく見かける台車の上にカゴを乗せて、正面から見えるところにユニオンジャック(ブルドッグは英国生まれだから)。どこまでも手作り感いっぱいのワンコカーでした。

よちよち歩きのブルドッグは、どうやらおばあちゃんのよう。お連れのマダムもお年を召しています。なぜ、おばあちゃんとわかったかというと、オムツをしているお尻はピンクの花柄パンツを履いていて、お顔も女性の顔をしておりましたから。そして足元は、肉球が痛くないように、手づくりの靴下のような靴を履かせてもらっていました(靴にもユニオンジャック)。ブルおばあちゃんは、ダダダダダと歩いたらピタッと止まる、を繰り返し、飼い主マダムはその度に「もう少し歩ける?どうする?」と声をかけていました。

かつて私には相棒犬がいて、同じように老犬お散歩をしていたので、ついぼんやり見ていたら、ブルおばあちゃんが私の足元にダダダダダッとやって来て私の顔を見上げてから「ほ〜ら、撫でてよ〜♡ちゃんと歩く練習しているも〜ん」と言わんばかりに鼻でグイグイ私の足を押す!

それで私はおばあちゃんに敬意を払いつつ、やさしく頭や顔をゴシゴシ(笑)撫で撫でいたしました。飼い主マダムは「あら〜よかったわね〜」とブルおばあちゃんに話しかけ、私には「少しでも歩けるようにね」とにっこり。

そしてまた、ブルおばあちゃんは何事もなかったように、ダダダダダッと歩きはじめました。その後ろを台車を押した飼い主マダムが歩いて行きます。ユニオンジャックで飾られた台車と一所懸命前進するブルおばあちゃんとマダム。しあわせそうなふたりの後ろ姿。

ハートのあたりがポッと温かくなってとってもリラックスした朝の出会いでした。

ところで、こんな場面に出くわしたり、微笑ましい何かを聞いただけでも『温かさを感じ』『思わずウルウルしました』なんてことがありますよね、あら、人間というものは実に、共感力があってワンダフルな存在だこと♪