中尾先生と2020.2〜アンドリュー・ワイエス

こんばんは、プロトマニアの荒川陽子です。

コロナウィルスは、身体だけじゃなくて世界の気分まで憂鬱にしているみたい。春は暖かい気候に合わせるために身体が調整する時期です。だから、身体も心も不安定になるのです。なんとなく気鬱だ〜という時は、季節に身体が合わせようとしているせいねって思うくらいにしましょうね。

さて、ちょっと時間が経ちましたが、2月の中尾先生白熱講座はアメリカの画家「アンドリュー・ワイエス」でした。

ワイエスは1974年に日本でも大きな展覧会が開かれましたが、それまで日本ではほとんど知られていないアメリカの画家でした。・・・こんな絵です↓

写実力は抜群。お父さんが挿絵画家で技術はお父さんから学んだそうです。

 

この日も中尾先生は、最初にスライドでワイエスの作品をざっと見せてくださり、参加者がどんな印象を持ったか?思い思いに話していきました。

・絵の色合いからジャクソン・ポロックを連想した

・ネイティヴアメリカンからの影響がありそう

・描かれた人の視線の先には何があるのか?

・・・・・

中尾先生は、ワイエスを初めて見たときには、とにかく写実力がすごいという評判を聞いていたから何を描いているかよりも、どうやって描いているかの方をジーーーッと(笑)見たらしいですよ。

皆さんそれぞれに気になる点、着目点が違います。

ワイエスの作品は、油絵の具ではなく、ほとんどが水彩やテンペラ。ドライブラッシュという手法でカサカサした感じを出しています。

ワイエスの作品に登場するのはワイエスの生活の中にいる人々や風景ですが、実はそれを写実的に描いているのではなく、心象風景を描いているのです。写実的なのにどこか不思議なところがあるのはそのため。現実にはないけれど心の中にある風景を描く写実なのに抽象。抜群の写実力によって描かれた虚構の世界がワイエスの作品世界なのでした。

 

今回私は、中尾先生講座が熟してきたなぁと感じました。それは皆さんが絵についてとても積極的に発言されることや、知識情報に拠らない印象を大切にしてご自身の言葉で話されることや、好きな画家もあまり好きではない画家も積極的にニュートラルに見ようとされている姿を見たからです。

中尾先生は絵を見るときのコツを伝えながら、皆さんの目と感じ方をリスペクトして進むから、それぞれの方の鑑賞力、言語力、発見力が引き出されるのだろうと思いました。

今月は3月22日(日)開催「エドワード・ホッパー」です。先生のご案内文が届きましたら、プロトマニアのサイトにアップしますので詳細は後ほど。

さて、そんな中尾先生の講座、今夜は「ビジネスパーソンのための絵画鑑賞講座〜おとなの対話型鑑賞」夜の部です。こちらは1枚の絵を見てみんなで話す対話型鑑賞。さて、今日はどんなダイアローグの時間になるでしょうか。

皆さんもぜひ中尾先生とアートの喜びを体験してくださいね〜