プロトマニアの荒川陽子です。
今日は、間も無く開催、中尾陽一先生のアートレクチャーのご案内です。
第68回これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座〜
「アメリカン・リアリズムの巨匠 アンドリュー・ワイエス」
2月23日(日)13時〜15時30分(途中ティータイム休憩あり)
先生からのご案内はこちら〜
第68回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
アメリカン・レアリズムの巨匠 アンドリュー・ワイエス
早いもので『絵画鑑賞白熱講座』は来月から7年目にはいります。開講当初からずっと参加されている方も、最近新たに加わった方もいて、ますます楽しく盛り上がっています。
そして、昨年から始まった土曜日午後の『ビジネスパーソンのための〜大人の対話型鑑賞講座』もすっかり定着して、今月からは金曜夜の部も始まりました。
そんな中、「白熱講座と対話型鑑賞講座はどう違うんですか?」というご質問をいただくようになりましたので、簡単に説明させていただきます。
『白熱講座』では、ある画家の《創造の世界》の鑑賞を目指します。
まずは、作品をできるだけたくさん年代順に見ます(30〜50作品くらい)。そして、私からその画家の人生についてもできるだけ多くの情報をお知らせします。作品とファクトから画家の世界観、芸術観を把握します。そして、参加者全員でいろいろな気づきや疑問などを自由に話し合います。その土台の上で、たくさん見た作品の中から気になる作品について、あれこれしゃべりながら鑑賞を深めて行きます。
『大人の対話型鑑賞講座』の方は、1点の絵について深掘りして鑑賞します。
2部構成で行います。I部ではビジネス界や教育界でも注目されているVTSやVTCなどの対話型鑑賞を実践します。II部はプロトマニアのオリジナルなメソッドです。私が対象となる絵にまつわる様々なエピソード、時代背景、画家の意図などをお知らせするとともに、一観者として鑑賞の輪に加わります。そこから対話型鑑賞から大人の対話型鑑賞へのヴァージョンアップを目指します。
詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
大人の絵画鑑賞としての対話型鑑賞(≒VTS)を考える。☆大人の絵画鑑賞でVTSをそのまま実践した場合のモヤモヤ感を解消するために。
どちらの講座にも共通するコンセプトは「絵をしゃべろう!」です。
「絵についてしゃべる輪」をどんどん拡げましょう!
前置きが長くなりましたが、2月23日(日)の白熱講座はアンドリュー・ワイエスです。今や日本でもアメリカン・レアリズムの巨匠としての人気と名声が確立しているワイエスですが、彼の最初の回顧展が開催されたのはそんなに昔のことではありません。1974年のことです(結構昔かな?)。当時学生だった私はとにかくアメリカのレアリズムのすごい画家だという前評判に煽られて、竹橋の国立近代美術館に駆けつけました。
この先は次回お話するとして、そこからワイエス・ワールドの鑑賞を始めたいと思います。
1947 Wind from the Sea 47×69.9cm Tempera
1948年 クリスティーナの世界
1952年 遥か彼方に
1966 Maga’s Daughter Tempera
1967 年 霜がれたりんご
※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、 お気軽にご参加ください。
中尾陽一(なかおよういち):展覧会プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程修了(西洋美術史学専攻)
早稲田大学絵画会を創設し、在学中より白日会に出品。4年間のフランス留学を経て帰国し、英仏語による交渉力、インターナショナルなネットワークを武器に、美術館向け展覧会のプロデューサーとして50本以上の国際展を日本および海外で企画する。
企画した主な展覧会:モディリアーニ展、ユトリロ展、フジタ展、マチス展、ブラック展、ミロ展、ルオー展、クールベ展、シスレー展、
ルドン展、ボナール展、デュフィ展、ラファエル前派展、ビアズリー展、スコットランド・ナショナルギャラリー展、
ロー・コレクション西洋絵画の500年展、ヴェネツィア派展、アンディ・ウォーホル&ロイ・リキテンスタイン展、ホックニー展、
キース・ヘリング展、ロバート・メイプルソープ展など
*中尾先生のウェブサイトはこちら
ルドゥーテのバラの庭 (ブログ)