4月の九段は、武道館での大学入学式や千鳥ヶ淵のお花見で毎年賑やかです。皇居の周りの桜色の景色は、一見の価値がありますよ〜。そんな4月の桜舞う青空禅塾 Aozora Zen は・・・。
4月は初めてご参加くださった方を交えて、まずは「本当の実践とは?」というお話から始まりました。
「実践する、実践あるのみ・・・と言うけれど、本当の実践とは何でしょう。」
「実践している時、いつか内なる神が見つかったり、悟りがやって来る、と思っているけれど、まず『いつかやってくる』という時間軸のセッティングを止めること。未来に投げかけない。意識を未来に向けた前提は、ブブ〜〜〜!(笑)ですよ」
と伊東先生。
そう、私もずっと「真理の探究」は、探したり、教わったことをやってみながら、いつか何か体験が起こり、それが真理に到達するということなのだろうと無意識に思っていました。その到達のイメージは、誰に指摘されることもなく、疑いなく思い込んでいたので、探求は時間軸のイメージが出発点となって行動も理解も発動していました。
でもこの前提がある限りは、《いつか》という線的なイメージの中を歩き続けてしまうのです。言い換えれば、毎瞬「まだ本質ではない」と否定し続けているようなものですね。
探求の最初の頃はその前提で探し学ぶのは仕方ないこと、でもどこかでハタと気づいて、無意識に時間軸の中で探すことをやめる時が来ます。
では、これまでの「当たり前」をどうやって修正し、リハビリするのか?
・・・ということで、先生からはいつものように幾つかのコツが伝えられました。
私たちができることは、青空禅的にいうと「雲から目を離すことに専心する」。つまり、思考や願望、記憶から目を離す、考えない、間を空ける・・・。それに役に立つのが、問い。考え続けるアクセルを踏まずに、ふと「質問」というブレーキを踏む。
伊東先生は言いました。
質問すること、そして数秒おく、一呼吸する。問うことを道具として、ふと青空意識に戻るんです。質問は、枠組みの外に出るためです。長い間その状態でいられない? 気づいてください、今の言葉はもう時間軸ですよね。ポイントは長さではなく深さ。だから、すでに本質であることを信頼して、この瞬間にそれを見つける。
ふと質問して、ふと確認する
それが、実践。
こんな風に、伊東先生の青空禅塾は、知的好奇心を満たすお話ではなく、具体的なんです。ちょっと道場みたいですね。対話というお手合わせで、先生から指南を受けるから、自分一人では気づけない思い込みやズレが見えて、本質にピント合わせができていくのですね。今月は、こんな真剣なやり取りの中にも、笑いいっぱいの楽しい雰囲気の青空禅塾でした。
そして塾の後は、先生とお食事会。塾では話しそびれたこと、質問できなかったこと、日々のあれこれなどなど、楽しい会話が弾みました。食べることを共にするって、実に素敵なことです。
今回も中華料理屋さん。デザートの杏仁豆腐にイチゴソース(♪)で字を書いてくれました。前回は「龍」が登場したけど、さて今回は、何かな???・・・出て来たのは、・・・
祝 福 令 和 桜 花
お店のおじさんのお心遣いに感謝。そして円卓はみんなの顔が見えるし、みんなが先生とゆっくり話せてサイコ〜〜♪
青空禅塾は、わかってもわからなくてもホンワカ安心で楽しい。初めてでも前からでも、ずっとでもいつからでも、お待ちしています。次回は、
です。
お申し込みは、こちらからどうぞ→
参加者のみなさんからのおみやげオヤツ、ごちそうさまでした〜♡