ホンワカ、青空禅 Aozora Zen !

 

このところ東京はとても寒くて、うっかり春の陽射しで嬉しくなって出かけると、身体がすっかり冷えてしまうくらい。桜は8分咲きくらいでしょうか。皆さんのお家の周りはいかがですか?

最近、私の老母が89歳になりました。このオバアサン母は、私の人生にさまざまな影響を及ぼしている人物なのです。どちらかというと、私の悩みのタネ。そしてそんな母を見て、自分はこうありたいという理想を作っていたのかもしれません。つまり、彼女は私の理想の母像とはキッパリハッキリ全く違っていたから。

ところが、自分も歳を重ねていいオバちゃんになって様々な体験をして来ると、若い母の気持ちがわかり、無理もないわよね〜と共感もできます。さらに今のような母を介護することによって、老いた母の姿から教わることが多々あります。歳を重ねるって悪くないわ〜♪

一緒に写真に収まると、どことなく似ているし・・・顔の造作は違うのに、性格も全然違うのに、何かが似ている・・・これを親子というのでしょうか。

ある時期若い頃の両親は、病弱な私の兄のために夏の間、とある高原の村に転地していました。とても田舎です。お店やさんもありません。母は東京の真ん中、神保町育ち。ある時、どうしてもアイスクリームが食べたくなったそうな。そして全く土地勘がないのに、幼い私たちを連れてバスに乗り、お店がありそうな町まで出かけ、とうとうアイスクリームにありついた。大満足。でもその後、どうやって家に帰ったのか覚えていないと。

外国ではないし、のどかな時代の日本のことですから、ちょっとした冒険のようなものだったのでしょう。が、母はこんな風に無茶。アイスクリーム事件は憶えていませんが、幼い頃から私をヒヤヒヤさせ続けて、私はそれが嫌で嫌で仕方なかったのです。心細くて、不安で。

でも今となっては、そんな母のおかげでこの私ができているんだなと思います。この先いつまで一緒にいるのかは神さましか知らないけれど、そんな父や母や、家族の人生ドラマのおかげで、真理の探求が始まったのだから、感謝しなくちゃ。感謝します。

人生には嬉しいことはもちろん、嫌なことも悲しいこともいっぱいあったけど、真理を知りたいと熱望したおかげで、世界が違って見えることがわかりました。

全てのドラマの実相仕組みを知ると、世界はまったく違うものに見えてきます。それが「私とは何か?」を知るということ! 最初は、なんてこった!と思うかもしれないけど、少しずつ緊張がほぐれて解けて、言葉で言うと「軽やか」になります。それは不安でも安心でも、あってもなくても、「大丈夫だ」という感覚。それが入口。

「私」とは何か?を知って在り方が変わると、きっと身近な人や周りにその軽やかなエネルギーが伝わって、ミクロとマクロが繋がって世界まで変わったりしてね〜! やってみよう〜

もうすぐそんな「私とは何か?」の本質へ、誰でもわかるように、平易な言葉と、やさしい雰囲気で丁寧に根気強く道案内してくださる伊東先生の青空禅塾です。一度ぜひご一緒しましょう〜なんだか余分な力みが抜けて、ホンワカ♡しますよ。

*静かなる心、という贈り物

伊東充隆主宰  第21回 青空禅塾

2019年4月7日(日)13時から17時

お申し込みは、こちらからどうぞ→