今日はアカデミー賞の発表。『ボヘミアン・ラプソディー』ご覧になりましたか? 中学時代はクイーンかキッスか、はたまたベーシティーローラーズか(笑)が洋楽の入口だったから、今でもプロトマニアのお掃除の時は、クイーンの曲を聴きながら雑巾掛け〜です。
そういえば先日、ミラノ在住の方からバチカン製の石鹸をいただきました。石鹸の表面には Farmachia Vaticana と書かれています。バチカン薬局製?バチカンはいろんなグッズを作って販売しているんですね。永平寺だって「禅」と書かれたTシャツや胡麻豆腐を売っている♪
私が通った高校の広〜い敷地の中には修道院がありました。そこでは修道女のみなさんが暮らしていました。
大人になってからの同窓会で母校へ。友人たちと再会し、独身で社会でバリバリ活躍している友だちと、このまま一人は不安よね〜年取ったらどうなるかな〜という話題になりました。誰かが、
「そうだ、修道院に入るっていうのはどう?」・・・
そして、そばにいらしたシスターに、
「私たちが修道院に入ったらワインを作って売れます。マーケティング、販路開拓はばっちりだし、儲かって修道院経営もうまくいきますよ〜。何せ私たち、色々飲んだり食べたりして、舌が肥えてるし!」(・・・)
するとシスターはニヤニヤしながら、
「ダメです。あなたたちみたいなけがれた人たち(爆笑)は入れられませんっ!!」とバッサリ。
そのシスターを囲んで皆で大笑い。
こんな風にシスターがユーモアで応えてくれるのって、本当に素敵でした。もちろん神様への信仰に一生を捧げている方ですから誠実で真面目、でもゆとりがあって。母校の修道院のシスターたちは、こんな風にサバサバしていてユニークな方が多かったと思います。厳しいところは厳しく、でも自由活発で元気いっぱいの良い時代でした。
信念とか信仰は、真面目であればあるほど、時々、自他共にとってもキツくて自由ではなくなります。『過ぎたるは及ばざるが如し』とは自分に言い聞かせることでもあります。音楽だって、間がなくちゃ心地よく響きません。
余白とか間、ユーモアや緩みって、だいじですね。