昨日は立春で、東京は本当にぽかぽかと暖かい一日でした。今日はまたまた寒くて、見た目からして寒そうでした。冷たい曇り空、でも、我が家の庭の梅の木に一つ花が咲いているのを見つけました。
さて、毎月プロトマニアのスタートは、伊東充隆先生の青空禅塾 から。自己の本質への道案内、青空 Zen !
2月はちょうど節分の日曜日。(青空禅は何かと『〜の日』に当たりますねぇ笑)
寺子屋プロトマニアは、冬は少々足元冷んやり。マーモリウムという天然素材の床材でヨーロッパでは幼稚園などでも使用されている安全安心素材です。市松模様の床は私のお気に入り。寒くないようにひざ掛けをみなさんに用意したら「皆さんこんにちは〜」の先生の声で始まりです。まずは、全員で座禅を組んで静寂へ。
今月はテキストプリント配布。
先生が本から選んだテキストは、この日の参加者にぴったりの無駄のない本質の言葉でした。私たちは先人の言葉を聞いて理解し自己の本質を知ろうとするのですが、その言葉を、
「自分なりにどう噛み砕いて腑に落とすか、それが必要です。文章だけ読んでなるほどと思っていても、それだけでは『神学によって歩みを遅らせる』ことになってしまう。私たちの意識には何重にも罠がかかっていて分厚い先入観やストーリーがある。それを抜けるには、もちろん理屈や知恵の教えてによってまずは余計な思考を黙らせる必要がある。思考によって思考を黙らせ、進む方向を修正する必要があるのです。そしてその方向に確信を得たら、もうそれ以上思考はいりませんよ。必要なのは、自分なりの『咀嚼』です」
とは前半の先生の言葉。
最近、量子物理学の情報は一般的に使われますが、伊東先生はかなり以前から量子物理学のエッセンスを使って「自己の本質」を伝えています。信じることを促すのではなく、証明された事実という知性を以ってすっきりシンプルに伝えてきたのではないかと思います。左脳派と言われる方たちにもこれなら分かりやすい。今回もそんなお話がたくさんありました。
言葉って、扱いが難しいんです。シンプルであればあるほどその意味する範囲が広いから。伊東先生のお話の中の言葉も、それぞれの文脈の中でキャッチして確かめていないと、うっかり言葉の指し示していることを取り違えたりするのです。だからこそ、同じように聞こえるお話でも繰り返し聞いて何度も触れることで、理解のモザイクのカケラが増えてようやく全体像が見えてくる。その瞬間の言葉が指し示す意味を正確に捉えるのは、聞く私たちの責任で自分自身の作業です。
このリラックスした雰囲気が青空禅塾の一番ステキなところ!
この日の休憩時間のオヤツは、恵方ロール(笑)という無理くりなネーミングのロールケーキとトゥルシーティー。
後半はお茶を飲みながら。より活発にみんなが先生と対話しました。
自己の本質に興味が湧いたら、悟りた〜いとか知りた〜いという欲求が前に進むための原動力になります。それは間違いない。でもそのうち知るのは、
個人の悟りを目的にしない。そこから目を離す。常に全体性に委ねる。
ということ。そのことは、簡単なようでそうでもないかも。一所懸命であればあるほど、やっぱり知ること、悟ることは無意識に目的になっていて手放せずにこだわっているんですね。ちょうどネガティヴなことはイヤで、ついついポジティヴなことばかりを求めてしまうのも同じような感じ。どちらかに偏って全体ではなくなる。バランスが崩れます。「だって当たり前でしょ?」と思うようなことは疑いもしません。それが大前提ですから。だから前提を見ようと意志しなければ、気がつかないんです。
伊東先生はコツとして、「前提を疑いなさい」とおっしゃいます。
バランスを見出す時には、まず前提を見ること。そして、自分はどの枠組みでバランスしようとしているからアンバランスになっているのか?、と見ていくこと。その枠を開いたら、バランスは取れる。
良いことだと信じて来たことほど、それが前提になって事実をそのまま見ることを阻んでいますが、失敗しても何度でも自分が無自覚にはめている枠を見つけては開いて行けばいいんですね。またやっちゃった〜〜と思ってもササッと流して、ハイ、次行ってみよ〜〜!
ピュアで真剣・・・だからこその軽やかさ。これも青空禅塾の清々しさ、心地よさ。
3月はひな祭りの3月3日(日)13時から開催です。ぜひご一緒しましょう〜
*内なる平安、静寂の感覚を確かなものに
3月3日(日) 13時から17時(4時間)
お申し込みは、こちらからどうぞ→